俳優の松坂桃李さんが15日、東京・渋谷のタワーレコード渋谷店で自身2作目のDVD「トオリミチ2011」の発売記念イベントを開催した。昨年10月に行われ、サプライズ満載だったというファンイベントの模様が収録されており、「こっぱずかしいですね。驚いてる自分とか見ると」と照れ笑い。イベントでは苦手という歌も披露しており、「撮影の合間とかに“一人カラオケ”に行って練習しました。(歌う姿は)相当レアです。最初で最後になるかも」と苦笑まじりにアピールした。
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苦手の歌を披露するのは、「ファンへの感謝を伝えるため」にスタッフとの打ち合わせの中で自ら決断。福山雅治さんの「道標」をファンの前で披露したが、「声が震えて震えて、歌詞が出てこなかったんですよ。ど、ど、ど、どうしようって」とかなりの緊張だったが、耳を傾けてくれるファンの姿に、「あの一体感は今まで感じたことがなかった」としみじみ。それでも、歌手デビューについて聞かれると「とんでもない」と恐縮で、その場で覚えた一体感も「やみつきになった? ないですね」と苦笑いしきりだった。
特撮ドラマ「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日系)などで知られる松坂さんは現在、ドラマや映画などで活動の幅を広げており、10月には単独初主演となる映画「ツナグ」(平川雄一朗監督)も公開予定。DVDのタイトル「トオリミチ」に絡み、今後歩んで行きたい“未来予想図”を聞かれると、「こうやってDVDを発売して取り上げてくれること自体、ぼくの未来予想図にはなかったこと。役者として、最終的には、どんな作品の色にも染まれるようになりたい。コメディーや宮藤官九郎さんの世界観とかにも入ってみたいですね」とさらなる成長に意欲を示していた。
DVDは、歌だけでなく、家族からのビデオメッセージが公開されるなどサプライズの連続だったという昨年10月に行われたファンイベント「トオリミチ2011」の模様をはじめ、松坂さんが語る裏話なども収録。2011年を振り返るほか、松坂さんの数々の秘密も暴かれるといい、スタッフが総力を挙げて取材した秘蔵映像が盛りだくさんの内容。本編80分、特典20分を収録。ミニブックレットも付いて3990円で22日に発売される。トップコートオンラインショップでは先行発売中。(毎日新聞デジタル)