“小学生の甲子園”と呼ばれる軟式野球大会「高円宮賜杯 第32回 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」が開幕し、12日、明治神宮球場(東京都新宿区)で開会式が行われた。都道府県大会を勝ち抜いた49チームに昨年度の優勝チーム、開催地・東京都の代表チームを加えた51チームが参加し、昨年、東日本大震災の影響で参加できなかった宮城県代表の子どもたちも笑顔で入場行進を行った。始球式には、大会のサポーターで元プロ野球ヤクルト監督の古田敦也さんが登場。古田さんが右腕を振り抜くと、球場から歓声が上がった。
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「全日本学童軟式野球大会」は81年にスタートし、現在は全国約1万5000チームから約30万人が参加する国内最大の小学生の野球大会。86年からは、日本マクドナルドが協賛し「マクドナルド・トーナメント」と呼ばれている。同社は夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援するために公式スポンサーを務めており、各都道府県で代表チームをマクドナルド店舗に招待し、予選大会の祝勝会と全国大会への壮行会を兼ねた“団結式”を開催するなど選手をサポートしている。
開会式では、新町ライオンズ(東京都)の安永龍くんが選手宣誓を行い、始球式は古田さんと柳津ビックパワーズ(宮城県)の阿部隼大くん、末崎野球スポーツ少年団(岩手県)の鈴木佳祐くんが務めた。また、プロ野球西武の中村剛也選手やヤクルトの宮本慎也選手からビデオメッセージが寄せられた。古田さんは「自分たちの夢をここで実現してほしい。全力で戦ってください」とエールを送っていた。
大会は、13~17日に同球場のほか大田スタジアム(東京都大田区)、駒沢硬式野球場(東京都世田谷区)など東京都内の5会場で開催される。(毎日新聞デジタル)