俳優の速水もこみちさんが24日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で行われた呉服店「鈴乃屋」の「清鈴苑きものショー」にゲストとして登場。同ショーに初めて登場した速水さんが茶色の着物を着こなし笑顔で手を振ると、会場からは拍手と「もこちゃーん!」という大きな声援が飛んだ。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
ショーを終えた速水さんは「実はすごく緊張していた」と笑顔で明かしたが、自身の着物姿には「どうです、似合いますか?」とご満悦の様子。「着物を着る機会はなかなかありませんでしたし、新鮮。何年か前に時代劇に出たときはサイズがなくて、今回は合うサイズがあってホッとしました」と語った。俳優だけでなく料理番組でも活躍している速水さんは「着物からインスピレーションを受ける料理は?」と“むちゃぶり”の質問を受けると苦笑しながらも「着物だと、お団子を食べている絵がすぐ思い浮かぶ……。和食ですね。オリーブオイルをかけるレシピはなさそう」と答えて会場の笑いを誘い、「着物での料理も、ちょっと挑戦してみたいですね」と語っていた。
ショーは、着物デザイナーの小泉清子さんの新作発表の場として1960年から毎年開かれている日本最大級の着物ショーで、今年で52回目。今年は54点の新作がお披露目され、大正100年をしのび、大正・昭和・平成の時代と重ねながら、世相とともに変化してきた着物を、それぞれの時代を代表するイメージで新たに創作した。速水さんは、平安時代の能書家、小野東風の故事にちなんだ茶系の着物「あおやぎ」と、大胆な曲線で区切られた藍色の濃淡が特徴の保多織の着物「空海」の2着を披露した。
同ショーは26日まで開催され、25日は川島海荷さん、26日は宮沢りえさんがゲスト出演する予定。(毎日新聞デジタル)