女子落語家たちが楽屋でゆるいトークを繰り広げるテレビアニメ「じょしらく」のエンディングテーマ「ニッポン笑顔百景」を歌う女性ユニット「桃黒亭一門」が8月29日、東京・上野にある演芸場「鈴本演芸場」にサプライズで登場し、同曲を披露した。着物姿で扇子を振り回しながら熱唱した桃黒亭腹ぺこりの助さんは「すごい緊張したんですけど、みなさんが温かく見守って聴いてくださってうれしかったです」と出演を喜んだ。1857年に開席した同演芸場に歌手が出演するのは今回が初めて。
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「桃黒亭一門」は、腹ぺこりの助さんと桃黒亭でこ八さん、桃黒亭ぷに丸さん、桃黒亭ちび太さん、桃黒亭なめんなさんの5人組。人気アイドルグループ「ももいろクローバー」に“似ている”とされている。「ニッポン笑顔百景」は作詞・作曲・編曲を前山田健一さんが手がけ、三味線を津軽三味線奏者の兄弟ユニット「吉田兄弟」が担当。5日に発売されるシングルのカップリング曲には落語家の林家木久扇さんが参加している。
桃黒亭一門の出演は、この日、昼席のトリを取った林家しん平さんが同アニメの監修を担当していることから実現。しん平さんと中高年層主体の観客の前に立ったメンバーは、ちび太さんが「おばあちゃんのにおいがします」、でこ八さんが「思った以上にリラックスしますね」などと感想を話した。また、しん平さんから「ここは大学でいうと東大だよ」と声をかけられると、ぷに丸さんは「そんなところでドタバタ、どんちゃん騒ぎしてすみません」と謝り、なめんなさんは「今日は、私たち桃黒亭一門のパワーを出し切ったと思うので、ここにいるみなさんは、あと10年は寿命が延びると思います」と笑顔を見せていた。(毎日新聞デジタル)