藤原竜也:「限界だった……」 先輩女優に「監督ぶっ殺したい」と心の叫び

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 俳優の藤原竜也さんが1日、東京都内で行われた主演映画「I’M FLASH!」(豊田利晃監督)の公開初日舞台あいさつに、松田龍平さん、水原希子さんらとともに登場。「過酷な撮影だった」という藤原さんは、これまでのイベントでも監督への“憎しみ”を明かしていたが、女優の大楠道代さんに「藤原君から『監督ぶっ殺したいんですけど』と相談を受けた」と暴露されると、「限界だったので……。大楠さんが車に乗る瞬間に、今だと思って、結構まじめに、心の叫びを先輩に聞いてもらった」と苦笑まじりに明かした。

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 舞台あいさつには、永山絢斗さん、仲野茂さん、板尾創路さん、原田麻由さん、豊田監督も出席。藤原さんは、これまでの舞台あいさつでも、昨年9月に行われた沖縄ロケが「15日間の平均睡眠時間が45分」と過酷なスケジュールで、「憎しみにあふれた現場だった」などとコメントしており、この日も監督への“憎しみ”を吐露したものの、「本当に楽しかった。(松田さんら)同世代の役者といい時期に出会えたと思う」などと笑顔で振り返り、「過酷な撮影でしたが、どうこの映画がお客さんに伝わるか楽しみ。すごく思うところがありますけど、こうやって形にできたことが、一つ、よかったなと思う」と公開を喜んだ。

 豊田監督は、昨年3月の東日本大震災後に「下北沢(東京都世田谷区)の焼き鳥屋で今年中に一緒に映画を撮ろう」と藤原さんと意気投合し、同9月には撮影に入ることができたことを明かし、「僕と竜也がやろうとしたことに、いろんな人が乗ってくれたことは本当に奇跡」と喜びを語った。「生と死を扱った映画で、ちょっと堅いと思われますけど、ホラーでも人は死ぬし、この映画をエンターテインメントとして楽しんでもらえたら。見終わって、心に何かが残ればいいと思います」とアピールしていた。

 映画は、新興宗教のカリスマ教祖のルイ(藤原さん)が主人公。ルイは交通事故を引き起こし、教団の幹部であるルイの母や姉は事故のもみ消しを謀る。3人のボディーガードとともに南海の孤島に避難したルイは教団をやめる決意をするが、教団はそれを許さず、ルイを守るはずのボディーガードの新野(松田さん)にひそかに教祖暗殺の指令を下すのだった……というストーリーが展開する。(毎日新聞デジタル)

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