森山未來:劇場版アニメ「聖☆おにいさん」イエス役で声優初挑戦 ブッダ役は星野源

劇場版アニメ「聖☆おにいさん」でイエス役を演じる森山未來さん(右)、ブッダ役を演じる星野源さん
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劇場版アニメ「聖☆おにいさん」でイエス役を演じる森山未來さん(右)、ブッダ役を演じる星野源さん

 俳優の森山未來さんが、劇場版アニメ「聖☆おにいさん」のイエス役で声優に初挑戦することが16日、明らかになった。同作は、人気マンガが原作で、イエスとブッダが東京の立川でバカンスを過ごすという異色の設定。ブッダ役は俳優でミュージシャンの星野源さんに決まった。森山さんは「自分にとって新しい現場を、ブッダ演じる源ちゃんとのコンビネーションも含めて、とにかく楽しめれば」と意気込んでいる。

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 「聖☆おにいさん」は、中村光さんがマンガ誌「モーニング・ツー」(講談社)で連載している人気マンガで、世紀末を無事に乗り越えたブッダとイエスが下界でバカンスを取ろうと、なぜか東京・立川にアパートを借りてルームシェアし、日常を過ごすという内容。横になっていると鳥が集まってきて「涅槃(ねはん)じゃないから」と叫ぶブッダ、女子高生から「ジョニー・デップに似ている」といわれて浮つくイエスなどの姿をコミカルに描いている。宝島社の「このマンガがすごい!2009」のオトコ編で1位、第13回手塚治虫文化賞短編賞を受賞している。

 小学生のころ、初めて読んだ伝記が「キリスト」だったという森山さんは、中学生のころには手塚治虫さんの「旧約聖書物語」や「ブッダ」にも触れたといい、「中に盛り込まれている宗教的な小ネタがどれも分かるだけにたまらない」と作品の魅力をアピール。星野さんも原作のファンだといい、「ある意味、すごく人間的で普遍的なお話。自分とお金に厳しく、シルクスクリーンが好きなブッダとして生きられるよう頑張りたい。収録が本当に楽しみ」と抜てきされて喜んでいる。

 劇場版アニメのスタッフは、「劇場版 涼宮ハルヒの消失」で絵コンテなどを手がけた高雄統子さんが初監督を務め、実写映画「君に届け」の脚本家・根津理香さんが劇場版アニメに初参加、「青の祓魔師」などをはじめ数々のヒット作を手がける「A‐1Pictures」がアニメ制作を担当する。音楽は、ムーンライダーズのボーカルで北野武監督作のBGMを数多く手がける鈴木慶一さんと、「20世紀少年」シリーズのBGMの作曲を担当し、アニメ作品は初挑戦となる白井良明さんがタッグを組む。13年春に公開予定。(毎日新聞デジタル) 

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