MD松尾のヒット解析:新鋭「ブレイブリーデフォルト」が予想以上の大ブレーク

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 新作RPG「ブレイブリーデフォルト」(3DS、スクウェア・エニックス)が首位に輝きましたが、想定をはるかに超える売れ行きで品薄状態。従来のRPGよりも女性の比率が高く、メーンの購買層は20代。大作感もあって、同社の人気シリーズ「ファイナルファンタジー」をイメージして購入するユーザーも多いようで、ライトからコア層まで幅広いファンを獲得しました。「バイオハザード6」(PS3、カプコン)、「ワールドサッカーウイニングイレブン2013」(同、コナミデジタルエンタテインメント)といった前回の上位勢も好調でした。

 ◇今週の動き

 ナンバーワンはテレビアニメも人気の「ダンボール戦機W」(PSP、レベルファイブ)でしょう。予約も好調で、PSP本体が値下げされたこともあって、小中学生のエントリーユーザーも増えており、かなり好調。2位は「ブレイブリーデフォルト」か。「FIFA13 ワールドクラスサッカー」(PS3、エレクトロニックアーツ)もよさそう。シリーズを重ねるごとに売り上げが加速度的に伸びており、今回もさらなる上積みを期待しています。

 ◇ランキングは次の通り。(8~14日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ブレイブリーデフォルト(3DS)

2位 バイオハザード6(PS3)

3位 ワールドサッカーウイニングイレブン2013(PS3)

4位 プロジェクトクロスゾーン(3DS)

5位 時と永遠~トキトワ~(PS3)

6位 SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド(PSP)

7位 わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!(3DS)

8位 New スーパーマリオブラザーズ2(3DS)

9位 ソールトリガー(PSP)

10位 サモンナイト3(PSP)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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