11月1日に“組閣”と称したチーム替えで新体制となる人気アイドルグループ「AKB48」のチームAが29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で最後の公演「チーム A 6th『目撃者』千秋楽公演」を行った。インドネシア・ジャカルタのJKT48に移籍し「もっと大きくなって日本に帰りたい」と決意を語った高城亜樹さんに対し、チームAキャプテンの高橋みなみさんは「みなさんを悲しませるために彼女たちは行くわけではありません。自分への挑戦、応援してくださっているみなさんに、『こんなに頑張ってるなら応援したいな。あの子もがんばっているなら頑張ろう』そんな気持ちになってほしいからです」と“盟友”とファンにメッセージを送った。
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高城さんは「今まで自分で大きな一歩を踏み出したことがなくて。ずっとこうして、頑張ってる先輩たちにくっついて、しがみついて、頑張ってきました。でも、私はそんな自分を変えたいと思って移籍を決意しました」と移籍決意の経緯を説明。「海外ということで、言葉が通じないし、思ったことを伝えようとしてもなかなか伝わらないし、どうしたらいんだろうって不安もたくさんあります」と心境を明かしながら「もっともっと自分に挑戦して、もっともっと大きくなって日本に帰ってきたいと思います。どのくらい行くか分からないし、皆さんにまた寂しい思いをさせてしまうかもしれません。でも私は皆さんを忘れません。だから皆さんも遠くても私のことを忘れないでください」と復帰を誓った。
チームAのキャプテンで11月1日から“総監督”に就任する高橋さんは「遠くに離れてしまっても、皆さんも私達も絶対忘れないし、(AKB48グループの)一員としてこれからもがんばっていきたいと思います。このチームAが2年間頑張ってこれたのも、皆さんの応援のお陰です。本当にありがとうございました」と最後のあいさつで締めくくった。
公演には、高城さんと同じくJKT48に移籍する仲川遥香さん、福岡・博多にHKT48に移籍する多田愛佳さんも登場。小嶋陽菜さんや篠田麻里子さんやらと共に「目撃者」「前人未踏」などを披露した。(毎日新聞デジタル)