沢村一樹:11年ぶり舞台出演で“若だんな”役 「しゃばけ」初舞台化

舞台「しゃばけ」で11年ぶりに舞台に出演する沢村一樹さん(左)と畠中恵さんの文庫「しゃばけ」の表紙
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舞台「しゃばけ」で11年ぶりに舞台に出演する沢村一樹さん(左)と畠中恵さんの文庫「しゃばけ」の表紙

 俳優の沢村一樹さんが畠中恵さんのベストセラー小説を舞台化した「しゃばけ」で約11年ぶりに舞台に出演することが9日、明らかになった。「ゴーストニューヨークの幻」(02年)以来2度目の舞台出演となる沢村さんは、虚弱体質で外出もままならないが頭脳明晰(めいせき)で怪事件の謎を解く若だんな役で主演する。沢村さんは「1人でも多くの方を『日常』から『しゃばけの世界』へ引き込めるよう頑張ります!」と意気込んでいる。

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 舞台は、第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、シリーズ累計550万部を突破した畠中さんの同名小説が原作で舞台化は初めて。江戸有数の薬種問屋の跡取り息子の“若だんな”こと一太郎は、ある夜に人殺しを目撃する。以来、猟奇的殺人事件が続き一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことになる……というストーリー。

 脚本と演出は舞台「焼肉ドラゴン」で第8回朝日舞台芸術賞グランプリなど数々の賞を受賞した鄭義信さんが手がけるといい「一見、おどろおどろしい世界を持つ『しゃばけ』ですが、ミステリーの面白さ江戸の粋な情緒、そしてファンタジーとしての奇想天外さ……。『しゃばけ』に詰まったモザイクのような要素は、映像よりも舞台でしか再現できないのではないかと思いました」と舞台化の経緯を明かしている。

 舞台は赤坂ACTシアター(東京都港区)で13年4月20~29日、新歌舞伎座(大阪市天王寺区)で13年5月7~12日に公演される。(毎日新聞デジタル)

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