憂国のラスプーチン:元外交官・佐藤優さんの“実体験”マンガ完結へ

元外交官で作家の佐藤優さんが原作を担当したマンガ「憂国のラスプーチン」のコミックス1巻
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元外交官で作家の佐藤優さんが原作を担当したマンガ「憂国のラスプーチン」のコミックス1巻

 元外交官で作家の佐藤優さんが原作を務めたマンガ「憂国のラスプーチン」が、12月10日発売の「ビッグコミック」24号で完結することが11月24日発売の同誌23号で明らかになった。同作は、佐藤さん自身の体験を基にした異色の作品として話題だった。

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 佐藤さんは、外務省国際情報局の元主任分析官で、ロシア(旧ソ連)の専門家として活躍したが、02年に鈴木宗男・現新党大地・真民主代表の事件で、背任罪などに問われて逮捕・起訴。03年の保釈後に作家になった。なお佐藤さんの裁判は09年に、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が確定している。

 「憂国のラスプーチン」は、佐藤さんが原作を務め、映画化もされた「富江」の伊藤潤二さんが作画、「MASTERキートン」や「20世紀少年」などの浦沢直樹さんの作品にかかわった長崎尚志さんが脚本を担当した。10年からビッグコミックで連載を開始。ロシア専門の外交官・憂木が、東京地検特捜部のエリート検察官と対決するというストーリーで、国益を得るために外交の舞台で繰り広げられる虚々実々の駆け引きなどを生々しく描いている。なお、コミックスの6巻が12月末に発売される予定。(毎日新聞デジタル)

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