芸能生活61年の美輪明宏さん(77)が12日、渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)で開催されたDeNAの無料通話サービス「comm」の新CM発表会に登場した。大みそかに放送される「第63回NHK紅白歌合戦」に最高齢で初出場する美輪さんは、出場が決まった感想を「びっくりした。(出場は)白組に決まっているでしょ!」と述べ、「どんなシチュエーションでも歌の内容を完璧にする。紅白でも(特別な)意識はしない」と話した。曲目はまだ決まっていないといい、衣装について聞かれると「ヌードっていわせたいんでしょ! 華やかなものをお望みの方もいらっしゃる。歌にそくした衣装にしたいと思います」と明かした。
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先日、死去した中村勘三郎さんや森光子さんについて聞かれると「勘三郎ちゃんや森光子さんも亡くなり、お友だちの三島由紀夫、川端康成もみんな天国に行ってしまった。『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり』という心境です。思い出のある方がどんどん亡くなっていく」としみじみと語った。
また、「comm」のCMで美輪さんと共演している女優の吉高由里子さんが話題になると、「勇ましいお嬢さんとうかがっていたので、戦闘の準備をしていたのですが、礼儀正しい、きちんとしたお嬢さんでした。昔のイケイケのスケバン風の残党かと思っていたのですが……。えくぼがきれいで『ちょうだい』といったのですが、いただけませんでした」と冗談めかして、会場を沸かせていた。
新CMは「comm」の人気キャラクター・ぺんぎん人間が登場。同サービスでは、美輪さんをモチーフにした「ミワちゃま」やぺんぎん人間などのスタンプをすべて無料で提供する。(毎日新聞デジタル)