貴乃花親方:母・藤田紀子にやんわり苦言「あまりにぎわせないで」

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 大相撲の貴乃花親方が19日、初の自伝「生きざま」(ポプラ社)の発売記念サイン会を東京都内の書店で開催した。今まで自分の主張をあまりしてこなかったという貴乃花親方にとって、「機は熟した」と自ら“解禁”して心の内を明かした内容だけに、会見では身内について話が及び、母の藤田紀子さんがお笑いコンビ「ピース」の綾部祐二さんとの熱愛報道などで世間をにぎわせていることについて「あまりにぎわせないほうがいいですね。私も吉本興業様にはお世話になっているので」とユーモアを交えて苦言を呈し、記者からの「(紀子さんとは)連絡は取っている?」との問いに「ないです」と話した。

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 また、兄の花田虎上さんについて、現役時代、寡黙なスタイルだった自身を引き合いに出し、「兄は上手だった。(マスコミ受けも?)上手でしたし、相撲も。最近は(自分も)しゃべるようにしてますけど」と苦笑い。今回の自伝を「虎上さんが読んだら?」という問いには「見てくれても構わないし、どちらでも。包み隠すことはないですから」と語っていた。

 「生きざま」は、相撲道や人生哲学、さらに現役時代や当時の“若貴ブーム”について、また家族のことなど、貴乃花親方の半生をつづった自伝本で、価格は1470円。貴乃花親方は今回自伝を出した理由について、「40歳になって弟子を育成する立場でもあり、子供の教育、若者の育成に役に立つものを書きたかった」と明かした。

 「生きざま」のほか、児童向けの自伝本「一生懸命」(ポプラ社、価格1260円)も同時刊行。ともに発売中。(毎日新聞デジタル)

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