注目の新譜:矢野顕子「矢野顕子、忌野清志郎を歌う」 アッコちゃんが歌うキヨシロー

矢野顕子さんのアルバム「矢野顕子、忌野清志郎を歌う」のジャケット
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矢野顕子さんのアルバム「矢野顕子、忌野清志郎を歌う」のジャケット

 歌手の矢野顕子さんが、09年に亡くなった忌野清志郎さんのレパートリーを歌うアルバム「矢野顕子、忌野清志郎を歌う」(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)を6日に発売した。

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 矢野さんは生前の忌野さんと親交があり、たびたび共演してきた。このアルバムでは矢野さんが自ら曲を選び、忌野さんが作った楽曲はもとより、アルバムで取り上げていたピーター・ポール&マリーの歌で知られる「500マイル」や清志郎さんのユニット「タイマーズ」の「デイ・ドリーム・ビリーバー」、盟友の仲井戸麗市さんが提供した「毎日がブランニューデイ」も歌っている。RCサクセション時代の楽曲は1曲のみ。ほとんどの曲は90年代以降のもので、“会いたい人がいるんだ”と歌う「雑踏」、“お前のこと思うと胸が張り裂けそうだ”と歌う「胸が張り裂けそう」など、矢野さんと忌野さんの関係が見えてくるような選曲になっている。新たにレコーディングした10曲のうち8曲は、ニューヨーク郊外にある矢野さんのプライベートスタジオで弾き語りで収録。そのほかの2曲には、サウンドプロデューサー松本淳一さんが参加した。アルバムの最後に収められた「ひとつだけ」は、矢野さんと忌野さんが2人で歌っている既発曲のリマスタリング音源を収録した。

 アルバム「矢野顕子、忌野清志郎を歌う」は全11曲入りで3150円。矢野さんはこのアルバムを引っさげ、4月19日の所沢市民文化センターミューズマーキーホール(埼玉県所沢市)を皮切りに全国を回る「矢野顕子、忌野清志郎を歌うツアー2013」を行う。(毎日新聞デジタル)

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