呪術廻戦 死滅回游 前編
第59話「仙台結界」
3月26日(木)放送分
話題の小説の魅力を担当編集者が語る「ブック質問状」。今回は、レイモンド・チャンドラー作、村上春樹さん訳の「大いなる眠り」です。早川書房の担当者に作品の魅力を聞きました。
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−−この作品の魅力は?
なんといっても私立探偵フィリップ・マーロウのキャラクターです。「卑しい街をゆく高潔の騎士」と呼ばれる20世紀文学を代表するこの探偵のタフさ、信念の貫き方、そして、なんといってもせりふの格好良さをぜひご堪能いただきたい。
−−村上さんの翻訳で、シリーズの展開が決まったきっかけは?
村上さんがチャンドラーの翻訳に興味があると、どこかのインタビューでお話しされていたので、当時の担当者がすぐにお願いにあがったそうです。時間をかけても全長編を翻訳したいとおっしゃっていただいています。
−−編集者として、この作品にかかわって興奮することや思い入れ、大変なことについてそれぞれ教えてください。
マーロウを主人公とするこのシリーズは、20世紀の文学史に残る作品です。担当できることはとても光栄な一方、間違いなどは許されずプレッシャーもあります。
−−今後のシリーズ展開は?
すでに、第2作「さよなら、愛しい人」、第5作「リトル・シスター」、そしてシリーズの最高傑作である第6作「ロング・グッドバイ」は新訳で刊行されています。年齢を重ねて円熟していくマーロウの魅力のさまざまな色合いをお楽しみください。それ以外の作品も順次刊行の予定です。
−−最後に、読者へ一言お願いします。
未読の方は、ぜひシリーズ第1作の「大いなる眠り」をお手に取っていただければと思います。チャンドラーの世界にハマること請け合いです。
早川書房 担当編集