滝川クリステル:愛犬“暴走”で思わず転倒

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 フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが2日、東京都内で行われた映画「ひまわりと子犬の7日間」(16日公開・平松恵美子監督)のチャリティー試写会に、愛犬のラブラドールレトリバー・アリスちゃんと共に登場。東日本大震災の被災地から里親としてアリスちゃんを引き取った滝川さんは、「しつけがなってない」と話しつつも、「おすわり」と言うと、きちんと従うアリスちゃんに安心した様子。しかし、写真撮影の際、劇中に登場した“女優犬”イチが登場すると状況は一変。イチの元へ行こうと暴走するアリスちゃんを止めようとした滝川さんは、その勢いに押され思わず転倒。自身も取材活動を行う滝川さんは、カメラを構える報道陣を見て、「写真としてはバッチリ」と苦笑いだった。

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 「転んだところ、使われちゃうんですかね。せっかくいい話したのに、台無しになっちゃう」と話した滝川さん。アリスちゃんとの出会いについては、「福島の浪江町に1カ月ほどいた子で、この子がたまたまほえたようで、NPOの方が気づかれて運良く助けられた」と紹介。意を決してアリスちゃんを引き取ってから2年がたつといい、「最初来たときにはやせ細っていて、こんな穏やかな顔をしていなかった。彼女との絆を感じる」とアリスちゃんへの思いを語った。

 アリスちゃんを引き取るなど、動物の殺処分ゼロを目指して活動している滝川さんは、「もうちょっとしつけがちゃんとしたら、いつかこの子を連れて小学校に連れていければ。子どもたちがアリスを見て、何か感じてもらえれば」と今後の目標を紹介。映画で動物の殺処分ゼロを多くの人に知ってもらいたいという滝川さんは、「福島にはまだたくさん保護されている動物がいます。里親に興味がある方は調べてみて」と力を込めた。なお、この日のイベントには、平松監督、井上信治環境副大臣、ドッグトレーナーの宮忠臣さんも出席した。

 映画「ひまわりと子犬の7日間」は、宮崎県の保健所で起こった犬と人間の奇跡の実話を映画化したもので、命がけでわが子を守る母犬と、その小さな命を守ろうと決意する保健所職員の感動の物語。東日本大震災以降、被災地のペットの問題や、ペットブームの陰で保護犬となる犬たちの問題など、“命のつながりや愛情の大切さについて考えるきっかけとなってほしい”という願いも込められた作品となっている。

 母犬・ひまわりの心を開かせようと奮闘する主人公の彰司役は堺雅人さん。また、彰司を見守る幼なじみの獣医・五十嵐美久役に中谷美紀さん。さらに、吉行和子さん、夏八木勲さん、檀れいさんらに加え、映画初出演となるお笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんら豪華キャストが集結している。映画は16日公開。(毎日新聞デジタル)

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