第36回日本アカデミー賞:最優秀主演女優賞に樹木希林 最年長受賞も名誉は「エリカ様にもあげたい」

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 女優の樹木希林さんが8日、東京都内で行われた「第36回日本アカデミー賞」の授賞式で、2度目の最優秀主演女優賞に輝いた。樹木さんは、08年の第31回でも、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で最優秀主演女優賞を受賞しており、今回が2度目の受賞。70歳での受賞は最年長となった。

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 名前を呼ばれた樹木さんは「いやあ、ちょっと。あのう。これいただくと来年司会しないといけないんでしょ。来年の約束はできないんで。とりあえずこれはいただいておいて、そのときはそのときで」と語り、約8カ月ぶりに報道陣の前に姿を見せた沢尻エリカさんも同賞の候補として出席しており、樹木さんは「私はこれはおまけなんです。私は(賞金の)振り込みだけいただいて、名誉はもう(吉永)小百合さんやみなさんに差し上げて。エリカ様にもあげたい」と語ると、受賞を逃した沢尻さんも笑顔だった。

 沢尻さんが報道陣の前に姿を見せたのは、昨年7月に主演映画「ヘルタースケルター」(蜷川実花監督)の初日舞台あいさつに金髪ショートの髪形で登場して以来、約8カ月ぶり。金髪をアップにまとめ、シースルーのドレス姿で登場した沢尻さんは、同じく優秀主演女優賞の吉永小百合さん、松たか子さん、草刈民代さん、樹木さんとともにレッドカーペットを踏みしめて入場した。沢尻さんは「maria lucia」のドレスに「GIUSEPPE ZANOTTI」のシューズに、「DE BEERS」のイヤリングとネックレスを身に着けて登場した。(毎日新聞デジタル)

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