女性ファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルとして活躍中で、清涼飲料水「C1000」のCMキャラクターとしても知られる人気モデルの本田翼さんが初主演したドラマ「午前3時の無法地帯」が、20日から携帯電話専用放送局「BeeTV」で配信される。ねむようこさんの人気マンガを実写化した作品で、本田さんは仕事に恋に奮闘する主人公・七瀬ももこを演じている。相手役の“オトナの男”多賀谷役はオダギリジョーさん。そして映画「苦役列車」(12年)や「マイ・バック・ページ」(11年)などの山下敦弘監督らが演出を担当した。初主演は「うれしかったと同時に、プレッシャーも感じた」という本田さんに、こだわりについて聞いた。(毎日新聞デジタル)
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「午前3時の無法地帯」は、08年からねむさんが女性向けマンガ誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載していた人気マンガが原作。作者の実体験を基にしたエピソードやキュートな絵柄が支持され、シリーズ累計発行部数50万部を超えている。本田さんが演じるのは、イラストレーターを夢見ながら就職したデザイン会社で日々パチンコ店のPOP作りの仕事に追われ、彼氏ともすれ違いばかりだが、仕事に恋に奮闘するという等身大の女性、ももこ。相手役をオダギリさんが演じるほか、怒鳴り散らす理不尽な営業社員役で劇団EXILEの青柳翔さん、ももこのライバル役で木南晴夏さんも出演している。
ドラマの原作もマンガだが、本田さんは小学生のころ、兄がマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)を読んでいた影響でマンガ好きになったという。今のお気に入りは「少女マンガだったら『失恋ショコラティエ』。本を扱っている雑誌の方からすすめられて読んだら面白かったんです。少年マンガだと『午後のグレイ』という宇宙人の話が好きですね」と目を輝かせながら話す。
マンガにはまるきっかけとなった「少年ジャンプ」の連載の中では「『ONE PIECE』とか『NARUTO』とか。一番はまったのは『HUNTER×HUNTER』ですね」と明かした。こだわりはマンガだけでなく、ゲームなども相当やりこなしているという。
マンガやゲームのほかに、こだわりは食生活に及ぶ。「最近、以前よりも風邪とかが治りにくくなっているんですね。体が弱っているのかなと思って、食生活を見直しています。今年に入ってからは朝にイチゴやバナナなどのフルーツとヨーグルト、夜も寝る前にたまにヨーグルトを食べたりとか。そうするとすごく肌の調子がよくなったんです」と実感している。
飲み物は、ビタミンC系のもののほかに「家に帰ったら温かいものは飲むようにしています。あと、毎朝、手作りのジュースを作っていて。今なら、イチゴとバナナとヨーグルトと牛乳をちょっと入れて、あとはチョコレートシロップを入れてジューサーで混ぜて。糖分が入っているお陰で目も覚めるし、おいしいですね」と話した。
美容や健康などで気を使っていることは「あんまりないです」と笑うが、「化粧水とかを入念にしているくらいかな。特別にパックとかはしないんですけど、化粧水を二つ使って、しっとりするものとさらにしっとりするものをつけたあとに、さらに美容液をつけて、そのあとに乳液をつけるんですけど、乳液をつけたあと、今度はクリームをつけたりとか。乾燥肌なのでけっこう今の季節はスペシャルにケアしています。乾燥は大敵ですね」と語った。
次回は、ドラマ「午前3時の無法地帯」の撮影エピソードや仕事について聞く。
<プロフィル>
1992年6月27日生まれ、東京都出身。女優、モデル。女性ファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルを務めている。11年ごろからテレビに出演し始め、12年にはテレビドラマ「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」(TBS系)に初レギュラー出演し、映画「FASHION STORY−Model−」で映画初出演で初主演するなど女優として本格的に活動を始めた。同年からトーク番組「A−Studio」(TBS系)で4代目アシスタントを務めている。JR東日本「JR SKI SKI」や清涼飲料水「C1000」のCM、連続ドラマ「GTO」(関西テレビ・フジテレビ系)などに出演。20日から配信のBeeTV「午前3時の無法地帯」でドラマ初主演を果たす。「午前3時の無法地帯」は「BeeTV」とドコモのスマートフォン向け動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」で20日から配信予定。1話約12分で毎週月、水曜に更新。全12話。