アキバ中古ゲーム市況：新品市場は低調　ヴァンガードが好スタート

　東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER（トレーダー）」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、3～9日の集計を基に中古市場の今を振り返ってもらいます。

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　ほとんど新作が発売されなかったこともあり、新品市場は静かでした。その分、中古の定番タイトルに人気が集中しました。

　中古市場は、据え置き機、携帯機ともにソフトがよく売れましたが、携帯機のタイトルはそろそろ在庫があやしくなってきています。特に値下げでユーザーが急増したVitaは、正直買い取りが追いついていません。春休みが終わったことで、今後買い取りが増えるのではと期待しています。

　◇新作ゲームの手応え

　引き続き新作がほとんど発売されませんが、人気カードゲームが原作の「カードファイト！！ ヴァンガード ライド トゥ ビクトリー！！」（3DS、フリュー）は好スタート。一部店舗では品切れするかもしれません。

　◇3～9日の中古ランキング（トレーダー調べ）

1位　ドラゴンクエスト7（3DS）

2位　真・三國無双7（PS3）

3位　メタルギア ライジング リベンジェンス（PS3）

4位　ワンピース海賊無双2（PS3）

5位　スーパーロボット大戦UX（3DS）

6位　第2次スーパーロボット大戦OG（PS3）

7位　閃乱カグラ SHINOVI VERSUS−少女達の証明−（Vita）

8位　朧村正（Vita）

9位　ブレイブリーデフォルト（3DS）

10位　ファークライ3（PS3）

　◇プロフィル

　小林俊一（こばやし・しゅんいち）　中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者

　中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。