AKB48・田名部生来:「勉強になります…」 特撮の専門家の濃いトークにタジタジ

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 アイドルグループ「AKB48」の田名部生来(たなべ・みく)さんが12日、東京都内で行われた円谷プロダクションの「ウルトラマンフィルムフェスティバル前夜祭 ウルトラマンだけじゃない上映会」のゲストとして登場。特撮作品「マイティジャック」の隊員服姿の田名部さんは、快獣ブースカに花束を渡し、「小さいころに初めて買ってもらったのが、ブースカの声の出るおもちゃだった。声をずっとものまねしてました」と特撮好きをアピールしたが、トークショーでは「ガメラ大怪獣空中決戦」(95年)の特技監督などを務めた樋口真嗣監督とアニメ特撮研究家の氷川竜介さんの濃いトークに、会話に入れず、「お勉強になります……」と恐縮していた。

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 イベントは、「ウルトラマン」シリーズをはじめとする特撮ヒーローを数多く生みだした円谷プロダクションの創立50 周年企画の一つとして「円谷恐竜三部作」シリーズはじめ、続々と作品をDVD 化することを記念し、同社の創立記念日である12日に開催。イベントでは同社の作品の魅力を再発見するため、「ファイヤーマン」や「恐竜大戦争アイゼンボーグ」など、あえてウルトラマン以外の作品が上映され、アニメ好きで「快獣ブースカ」のファンでもある田名部さんのほか、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの演出や「ローレライ」「のぼうの城」など多くの映画で監督、特撮監督を務める樋口監督、アニメ特撮研究家の氷川さんが登場して魅力を語った。

 田名部さんは「すてきなマイティジャックの隊員服を特注してもらった」と、コスプレに大喜びだったが、樋口監督は「この服、実は作品ではぜんぜん着てないんですよね」、氷川さんも「『マイティジャック』の見どころはメカです」と断言して、田名部さんを困惑させていた。その後も「ファイヤーマン」については「なぜか田舎で早送りで人が逃げまくる」と樋口監督、「ブースカ」については「『となりのトトロ』の怪獣版みたいなもん」と氷川さんが毒舌解説、樋口監督は「体形が他人とは思えないですよ。昔はファイヤーマンみたいだったんですけれどね」と語り、会場の観客を大爆笑させた。

 田名部さんは「まだまだ知らない世界が広がっていて、汗が出るくらい熱い」とイベントを振り返り、「特撮が好きなので、勉強したいです」と語った。50周年を迎えた同プロダクションについて、樋口監督は「先輩方が50年、特撮を受け継いでいるのは素晴らしい」と絶賛。氷川さんは「アニメと実写の合成とか、円谷作品は映像の最先端を実験していた。今ではできなくなっているアナログの技法がいっぱい詰まっているので、楽しんでほしい」と特撮ファンに呼びかけていた。(毎日新聞デジタル)

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