47都道府県芸人グルメ便:「中世博多うどん」 福岡・ぶんぶん丸

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 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は、福岡に住むお笑いコンビの「ぶんぶん丸」が、うどんの原点ともいえる「中世博多うどん」を紹介します。(毎週日曜更新)

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 どーも、僕たちは福岡県住みます芸人「ぶんぶん丸」といいますばい。福岡県二代目住みます芸人として、日々福岡を盛り上げるために活動させていただいております。では、生まれも育ちも福岡の僕ら「ぶんぶん丸」が、福岡県のオススメグルメを紹介させていただきます。

 みなさん福岡といえばおいしい食べ物がたくさんあるイメージがありますよね? 例えば「豚骨ラーメン」「もつ鍋」「水炊き」……福岡を代表する、むちゃくちゃおいしい食べ物があります。でも、あえて今回は、「うどん」を紹介したいと思います。

 皆さん「なんでうどん?」と思われるかもしれませんが、実は博多には「中世博多うどん」と呼ばれるものがあり、しかもうどんの発祥の地なんですよー!!

 知っていましたか? このことはあまり知られていません。まずはこのことから紹介していきます。

 まず、うどんの発祥の地と言われていますのが、博多駅前にある「承天寺」でございます。承天寺は、今から約770年前の鎌倉時代に、「博多祇園山笠」の創始者としても知られている聖一国師(円爾)が開いた臨済宗のお寺です。

 聖一国師は、当時の宋である中国に渡り修行し、禅の大法と、宋の文化を持ち帰った際に、「古文書・水磨の図」を残しました。これにより、粉ひきの技と、庶民の常食としての粉食手法の原点である、麺・饅頭が伝承され、うどんやそばが広まったとされています。また承天寺には、「うどん発祥の碑」もあるんですよ!

 さあ皆さん、うどんとそのルーツを知ってもらった後はオススメのうどん屋さんを紹介します。今回取材に協力していただいたお店は、承天寺から徒歩1分の「春月庵」さんです。うどん発祥の地の目の前でうどんを食べることができるすてきなお店です。

 こちらのうどんの特徴は、承天寺由来の伝統ある、「中世博多うどん」を再興し、特に麺にこだわり、小麦胚芽及び、食物繊維を含んだ古来の素朴感を出した古くて新しい味のうどんです。麺はうっすら茶色でもちもちした食感。ダシのうまみをふんだんに含んだ最高の味でございます。

 まず、うどんを注文すると、器の大きさに度肝を抜かれますよ。通常のお店で使われている器の3倍はあるんじゃないですかね。

 これには理由がありまして、このお店は朝の午前11時から開いているんですが、何と午前11時から午後2時までは麺を3玉まで増量しても無料、そして14時から閉店までは何玉増量しても追加料金がかからないんですよ!! 何玉でもですよ!! うどん屋で替え玉ができます。最高で10玉以上食べたお客さんもいたみたいです。だから器がでかいんですね。どんな人が来ても満腹で帰れるんです!

 やっぱりこの春月庵の魅力は、うどん発祥の地である承天寺に行き、うどんの碑を見た後にうどんが食べられる。観光に来た人も満足できるのが一番の魅力ですね。

 僕らは人気のごぼう天うどんと、梅ぶっかけうどんを食べましたが、他にも明太ぶっかけや博多らしいうどんも豊富にありますので皆さんぜひとも、うどん・そば発祥の地、福岡に遊びにきてくださいね。

 ◇ぶんぶん丸のプロフィル

 池田義之(福岡県宇美町出身)と山田直樹(福岡県志免町出身)のコンビで10年10月に結成。福岡県の住みます芸人として12年3月から活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)福岡チャンネル(http://www.ynn47.jp/fukuoka/)をユーストリームで生配信中。現在は「福岡よかとこ探すっ隊」として福岡検定をPRしている。

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