マンガ「釣りバカ日誌」の原作者・やまさき十三さんが71歳で映画監督を務めることが5日、明らかになった。作品は自身が原作を担当する「あさひるばん」。やまさきさんは30歳まで東映の助監督を務めた経験があるが、監督は初。「映画は40年ブランクはあったけれど、33年マンガ原作者として喜劇を書き続けてきたので、それが映画を撮るうえでプラスになるだろうという自信はあります。精いっぱい頑張ります」と、意気込みを語っている。
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同作品には、映画「釣りバカ日誌」で主人公のハマちゃんこと浜崎伝助を演じる西田敏行さんの出演も決まっており、やまさきさんは「映画の『釣りバカ日誌』は西田さん、三國(連太郎)さんとともに『シリーズとしての日本映画』というのにこだわって22作までできた。僕ひとりが『すべての遺志を継いでいく』なんて無理なんですが、シリーズへの希望がかすかにでも感じられるような作品でありたい」とコメント。西田さんは「また新たなシリーズになる予感がしています(笑い)。今後、3人がそれぞれ3話ずつ撮ればもう10作目まで作れる(笑い)。僕もずっと三國さんのような気持ちでいられるんじゃないかな(笑い)」と、早くもシリーズ化に期待を寄せている。
「あさひるばん」は、約30年前、その名字から「あさひるばん」と呼ばれていた宮崎で活躍した高校球児「浅本」「日留川」「板東」の物語。ある日、浅本のもとに当時3人にとってマドンナだったマネジャー・幸子の娘から一通の手紙が届く。手紙をきっかけに3人は再会するが、その最初の舞台はなぜか刑務所だった……という展開。
主人公の元高校球児役で俳優の國村隼さん、板尾創路さん、山寺宏一さん、高校時代のマドンナ役で女優の斉藤慶子さん、マドンナの娘役で桐谷美玲さん、俳優の温水洋一さんも出演する。11月に全国公開予定。(毎日新聞デジタル)
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