安齋肇&宇多丸:次回は「テニス道」で共演? WOWOWで「パンク道!」MCに挑戦

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 イラストレーターで人気番組「タモリ倶楽部」の“ソラミミスト”としても知られる安齋肇さんと、3人組ヒップホップグループ「RHYMESTER」の宇多丸さんが、WOWOWの音楽番組「パンクな夜にしやがれ!」(22日放送)の中で、6回にわたり放送されるコーナー「パンク道!」でMCを担当する。東京都内のカフェバーを貸し切って行われた収録では、安齋さんが「仕事が来たとき、「パンツ道」って聞いたから引き受けた。キターって思った。自分が“ソラミミスト”で嫌になったよ~」と笑うと、宇多丸さんも「ネットで話題になってますよ『何でこの2人?』って。うかつに仕事を受けた2人がそろった。けれどこのうかつさもパンク!」と苦笑していた。(毎日新聞デジタル)

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 「パンク道!」では、安齋さんと宇多丸さんがパンクロックの世界を分かりやすく解説するほか、パンクの精神や変遷、エピソードやジャンル、ファッションまで「パンクカルチャー」をテーマに独自の視点で語り合った。オファー当初、宇多丸さんは「パンクはおろか、普通のロックだって通っていない僕が?って最初は断りましたよ。でも『安齋さんがガンガン引っ張ります』というから、勉強させてもらおうと引き受けた」というと、安齋さんは「カンペ(カンニングペーパー)を読むだけでいいって、こんなに期待されていないの久しぶり」とマイペース。「ビジュアル的には(サングラスをかけているから、タモリさんみたいで)OKだよ~」と気安く答えて宇多丸さんの笑いを誘った。

 収録後は、2人とも口をそろえて「パンクはまじめ!」と感想を語った。安齋さんは「パンクというのがここまで範囲の広いものだとは思わなかったので、反省しました。すっごいまじめだよね。生まじめというやつ! 音楽をやっている人はまじめですよ。文章や絵を描く人と違う……」といい、宇多丸さんも「(音楽は)練習の課程がありますからね。パンク入門者としてすごく勉強になりました。知らなかったこともいっぱいあった。すげえな、自分にはない部分」とうなずき、「俺には無理! パンクの人のまじめさは俺にはない。もっと快楽主義にいっちゃいます」と語った。

 番組では、日本最大級のパンクロックフェスティバル「PUNKSPRING」の新旧ライブ映像を中心にパンクの魅力に迫る。“パンクのゴッドファーザー”の異名を持つイギー・ポップさん率いる「イギー・ポップ&ザ・ストゥージズ」の貴重な欧州公演や、「サマーソニック」出演時の「グリーン・デイ」のパフォーマンス、「ラモーンズ」が出演するロックムービーや「セックス・ピストルズ」のドキュメンタリーなども一挙放送。さらに、今年3月の「PUNKSPRING」開催時に実現した「ウィーザー」と「MAN WITH A MISSION」、「シンプル・プラン」と「ONE OK ROCK」のTakaさんの対談の模様も放送する。

 番組について、安齋さんは「司会している2人が入門者なんだから、最適ですよ。最後にはパンクスになってる!」とパンク初心者にアピール。次に2人で番組MCをするなら?と聞くと、安齋さんは「(WOWOWでよく放送している)テニス道ですね!」と即答したが、宇多丸さんは「テニスはパンク以上に、知識が本当にゼロですから!」と慌てて否定し、笑いを誘っていた。「パンクな夜にしやがれ!」は、22日午後11時からWOWOWライブで放送。

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