注目アニメ紹介:「銀の匙」 農業高校舞台にした青春ストーリー

(C)荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会
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(C)荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会

 北海道の農業高校に入学した少年の汗と涙と泥にまみれた青春ストーリー「銀の匙 Silver Spoon」が11日深夜から順次スタートする。原作は荒川弘さんが週刊少年サンデー(小学館)に連載中の人気マンガで、農業高校を卒業した原作者の実体験が反映されているという。

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 札幌の進学校での激しい競争に挫折した主人公の八軒勇吾(はちけん・ゆうご)は、「寮があるから」という理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に逃げるように入学する。しかし、一般家庭で育った勇吾にとって広大な自然や動物に囲まれたエゾノーでの生活は、初めて体験することばかり。学力とは別の厳しさに直面しつつ、特に夢を持たない勇吾は、将来の目的をしっかりと持つクラスメートたちに焦りを覚えるのだった。

 エゾノーでの生活は、動物とともに暮らし、実習では慣れない力仕事を求められたり、悪戦苦闘の日々が続く。そればかりか、世話を焼いた家畜を自らの手で肉にするなど、都会生活では縁のなかった試練に心揺れる。そうした他の生命を奪うことで営まれる生の本質を見つめながら、勇吾は持ち前の真面目さで課題を一つずつクリアし、同級生たちとの絆を深めて心身ともに成長してゆく。

 八軒勇吾は「僕は友達が少ない」の木村良平さん、同級生のヒロイン・御影(みかげ)アキは「輪るピングドラム」の三宅麻理恵さん。アニメーション制作は「ソードアート・オンライン」や「つり球」のA-1 Picturesが担当する。放送はフジテレビ深夜アニメ枠の「ノイタミナ」ほか。

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