人気ゲーム「バイオハザード」(カプコン)の世界観をリアルに再現したシューティング型サバイバルホラーアトラクション「バイオハザード・ザ・リアル」がテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)に登場する。“生還率”ほぼ0%という難易度で、オープン前日の18日、プレス向け内覧会と一般ゲストを対象にした先行体験会で初公開された。19日から期間限定で開催。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「バイオハザード・ザ・リアル」は、「バイオハザード」の緊迫感あふれる世界を、ユニバーサル・スタジオが誇る映像技術などを使って徹底的に再現したウオークスルー形式のアトラクション。舞台はウイルスに侵された街「ラクーンシティ」で、ゾンビやクリーチャーにいつ襲われるかわからない“極限のサバイバル”が生み出す緊張と恐怖の中、本物さながらの“銃”を装備し、敵を撃ち進みながらラクーンシティ脱出を目指す。2ステージ構成になっており、ステージ1では、「R.P.Dルート」と「Hospitalルート」の2ルートに振り分けられ(ルートの選択は不可)、ステージ1をクリアするとステージ2に進め、アンブレラ社研究所での最後の決戦に挑むという内容。
アトラクションには、世界の軍隊などで採用されているシューティングシステムを導入。重さ約700グラムのモデルガンが渡され、ゲストはウイルスの感染度合いを示すインジゲーターを持ちながらルートを前進。襲い来るゾンビやクリーチャーはもちろん、弾の残数にも気をつけながら、感染せずに生き残り、ステージをクリアしていくというゲーム同様の恐怖とスリリングな体験が楽しめる。
先行体験会では、約100人がアトラクションに挑戦。クリアできず“ゲームオーバー”となった20代の女性は「怖かった。すごい叫んだ。のどがカラカラ。こんなに声がかれるとは……」と恐怖の様子を振り返り、また、ゲーム経験があるという別の20代女性は「めっちゃリアル。ゲームよりリアリティーがあり、絶対楽しい! こんどは生きて帰る」とリベンジを誓っていた。
バイオハザードシリーズのエグゼクティブプロデューサーの小林裕幸さんは同アトラクションについて、同ゲームの「2」、「3」をベースにしていると明かし、「バイオハザードの雰囲気が出ていて、(ゾンビなどの)造形もすごい。ゲームを生で体験できる」とその出来に太鼓判を押していた。
同アトラクションはニューヨーク・エリア内パレスシアターで19日~11月10日(9月9~12日は休止、同月13日以降は金~月と祝日、10月31日のみ開催)。R12指定となっている。USJ内では期間限定で「バイオハザード」をテーマにしたフード、ドリンクメニューや、グッズなども販売している。(毎日新聞デジタル)