名探偵コナン
#1201「私が犯人です」
5月9日(土)放送分
「AKIRA」などで知られる大友克洋監督ら日本のアニメ界のトップクリエーターが集結したオムニバス形式の劇場版アニメ「SHORT PEACE」が20日に公開される。今作は、大友監督の「火要鎮(ひのようじん)」、「FREEDOM」などで知られる森田修平監督の「九十九(つくも)」、「鉄コン筋クリート」などを手がけた安藤裕章監督の「GAMBO」、「機動戦士ガンダム」シリーズのメカデザインなどを担当してきたカトキハジメ監督の「武器よさらば」、「アニマトリックス」などのビジュアルクリエーター・森本晃司さんの手によるオープニングアニメーションで構成されている。加えて、「スマグラー お前の未来を運べ」などの石井克人監督や「新世紀エヴァンゲリオン」などの貞本義行さんら豪華なクリエーター陣が参加した。
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「火要鎮」は望まぬ縁談を持ちかけられた江戸の町娘・お若は、思いを寄せる火消しの松吉と結ばれぬことを嘆き、ある行動をとり恐ろしい事態を引き起こす話。「九十九」は、18世紀を舞台に、深い山中で道に迷った男が雨宿りに入った祠(ほこら)で、捨てられた傘や着物などの怨念から生まれた物の怪に遭遇。男はそれらを修繕し怨念を鎮めるという話。「GAMBO」は、戦国時代末期、東北地方の山中に出現した恐ろしい鬼が村の娘たちをさらい、最後に残された娘・カオは、人の言葉を理解する白い熊のガンボに鬼退治の救いを求める……というストーリー。「武器よさらば」は大友さんの短編マンガが原作で、近未来の廃虚と化した東京で、ある任務を帯び武装した5人の小隊が無人兵器と遭遇。戦闘に突入し、運命が狂い始める……という展開だ。
「日本昔ばなし」仕立ての「九十九」は物の怪たちがキュートで楽しく、絵巻物が動き出したかのような「火要鎮」は、町火消したちの動きや走り方など細部までのこだわりが秀逸だ。「GAMBO」は一転してバイオレンスな描写が印象的で、美麗な3Dコンピューターグラフィックス(CG)による死闘は軽くめまいを起こそうなほどの迫力だ。現代風にブラッシュアップされた「武器よさらば」のリアリティーあふれる兵器の描写はカトキ監督ならでは。作品から漂う無常感にはある種のユーモアさえ感じる。製作がサンライズであることを利用したオープニングの遊び心ある仕掛けなど、短編にありがちな実験的な作風ではなく、アニメーションとしての本来の魅力が十分に生かされている。20日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/毎日新聞デジタル)
<プロフィル>
えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もOKと、どこへでも行きなんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。
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