高校受験に必要な英語や数学、漢字を学習できる異色のライトノベル「スタディ・ノベル」シリーズ（PHP研究所・スマッシュ文庫）が9月7日に発売されることが分かった。物語を楽しみながら自然に勉強できるツールとして話題を集めそうだ。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「神曲奏界ポリフォニカ」シリーズなどの榊一郎さんが監修。「高校受験に必要な英単語1200が全部学べるスタディ・ノベル　−彼女は白紙の単語帳−」（岡本崇史さん作、美和美和さんイラスト）は、超古代文明の遺跡から見つかった少女の形をしたロボットが英語しか理解できない……という設定で、作中に高校受験レベルの英単語1200語が登場し、ストーリーを楽しみながら勉強できる。

　「高校受験に必要な数学21分野が全部学べるスタディ・ノベル　−天剣少女の方程式−」（ひびき遊さん作、BLADEさんイラスト）は、人類を支配する謎の“天剣”の力を扱うために数学が必要になるというストーリー。「高校受験に必要な漢字1607字が全部学べるスタディ・ノベル　−コトのハのカタチ−」（日高真紅さん作、皆村春樹さんイラスト）は、中学3年生のタケルと漢字をつかさどる神・ヒメが“魔字（まじ）”と呼ばれる魔物たちを封印するという展開で、高校受験に必要な漢字1607字が使用される。

　スマッシュ文庫の担当者は同シリーズのコンセプトを「既存のライトノベル・ユーザーはもちろんのこと、英語、数学、漢字の基礎を学びたい学生や、これらを学び直したいと考えている社会人などで、普段ライトノベルを手に取らない方々にも読んでいただける作品を、というコンセプトで企画いたしました」と説明している。（毎日新聞デジタル）