機動戦士ガンダム:「シャア専用オーリス」市販モデルが初公開 専用ナビも開発

1 / 38

 人気アニメ「機動戦士ガンダム」の赤い彗星(すいせい)ことシャア・アズナブルをイメージした乗用車「シャア専用オーリス」の市販モデルが26日、東京都内で行われた発表会で初お披露目された。シャアのトレードマークである赤を基調にしたツートンカラーのスタイリッシュな車体に、シャアの搭乗機体に付く「ツノ」も設置。さらに、ナビメッセージの一部がシャアの声で再生される「シャア専用オーリスナビ」(数量限定)も発表された。

あなたにオススメ

 シャア専用オーリスは、昨年8月に新型オーリスをベースにコンセプトカーとして製作、発表され、大反響を呼んだため、今年1月に市販モデルを年内に発売することを発表。同時に、仮想企業「ジオニックトヨタ」社を設立し、社員となった2万6000人を超えるファンからアイデアや意見を集めながら、商品化を進めてきた。

 今回発表された市販モデルは、本来のオーリスの赤をベースにエアロパーツのみがツヤ消しのワインレッドというツートンのボディーカラーで、指揮官機またはシャア専用機の象徴ともいえる「ツノ」(ブレードアンテナ)を設置したほか、内装も赤と黒を基調に統一。ファンの要望が多かった「モノアイ」もインテリアに取り入れ、走行時に赤い“目玉”が動く仕掛けを施すなど、細部にまでこだわり抜かれたオリジナルパーツ19種類が製作された。

 また、ファンの声で圧倒的に多かったという「シャア専用オーリスナビ」(20万9475円~)も900台の数量限定で開発。「私を導いてくれ! もちろん交通規制に従ってな」などとナビメッセージの一部がシャアの声で再生されるほか、自車位置をシャアザクの頭部で表示するなど遊び心も満載。ナビのほかにも、数量限定のフロアマットや、車検証入れ、キーケースなどもガンダムの世界観にそったデザインで制作された。

 発表会には、シャア役の声優・池田秀一さん、ジオニックトヨタの特別広報部員アイリン・フルカワことアイドルグループ「SKE48」の古川愛李さん、ジオニックトヨタ特別サポーターの平将明・衆院議員も来場。発表会のためにサンライズが制作した約40秒の新作アニメーションPVも初披露され、池田さんは「見せてもらおうか、私のオーリスのできばえとやらを!」とかけ声をかけてシャア専用オーリスをお披露目し、「昨年のコンセプトカーの高いクオリティーを踏襲しつつ、ジオニックトヨタ社員の思いを反映した、まさにシャアアズナブルにふさわしい仕上がりだと思います」と太鼓判を押した。

 シャア専用オーリス市販モデルはネッツ販売店で26日から予約可能で、10月1日に発売予定。パーツ販売として取り扱う。車両本体にオリジナルパーツ、純正用品(ナビ、フロアマット)をフル装備した価格は273万2175円~330万6825円。19種類のパーツを選んで装備することができる。また、31日から9月1日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「キャラホビ2013」にもジオニックトヨタブースを出展し、市販モデルを一般向けに初公開する予定。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 38 枚

アニメ 最新記事