福士蒼汰：“種市先輩”「あまちゃん」効果で「じぇじぇじぇと言われる」

　人気のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あまちゃん」に、主人公アキの初恋の相手、種市先輩役で出演中の福士蒼汰さんが21日、東京都内で2冊目の写真集「Blue」発売記念握手会を行い、会場には3500人のファンが集まった。朝ドラ出演の影響について、街で声をかけられることが増えたといい、「『種市先輩』とよく言われます。あと、後ろの方でコソコソ『じぇじぇじぇじゃない？』と言われます」と笑顔で明かした。

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　上半期最もブレークした俳優1位（オリコン調べ）に選ばれたことについて、記者に実感を聞かれると「びっくりもしなかったです。『ほー』という感じ」と答えた。記者から「『じぇじぇじぇ』という感情にはならなかった？」と突っ込まれると、「『じぇじぇじぇ』とはならなかったです。呆然という感じです。後からじわじわ実感が沸くと思います」と苦笑しながら語った。

　今回の写真集は、「10代最後の旅。そしてハタチヘ」をテーマに、オーストラリア3泊で撮影した写真と、2万字のロングインタビューを掲載している。タイトルの「Blue」について、福士さんは最初は何も考えていなかったというが、「1日目の家がブルーで、海も空も衣装も靴も青だったし、僕の名前にも“あお”が入っていたので、帰りの飛行機で『Blue』にしようとスタッフと決めました」と語った。テーマにちなんで、ハタチでやりたいことを聞かれると、「5月に20歳になったばかり。父と2人で飲みに行きたいです。まだ行ったことはないので」と明かしていた。

　写真集は、男性のものでは異例の初版3万部が刊行されており、握手会イベント参加券も2時間半で完売となる人気だった。イベントでは、写真集に載らなかったカットなどを使った、全144種のトレーディングカードを11月23日に発売することが発表され、記念イベントを東京と関西で行うことも決定。関西で福士さんが単独イベントを行うのは初めてとなる。（毎日新聞デジタル）