テレビ東京:「半沢直樹」「あまちゃん」のヒットに「成功事例として生かしたい」

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 22日に最終回を迎え、今世紀連ドラ最高の平均視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したドラマ「半沢直樹」や、視聴率20%超が続くなど人気のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」について、テレビ東京の高橋雄一社長は26日の定例会見で、「両方ともすごくよくできてる。ドラマのポテンシャルが証明されたんだと思う。面白いことが起きたなと思っている」と話し、「他局ですけど、今回の成功事例を我々の中で生かしていく」とコメントした。

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 高橋社長は、「あまちゃん」の脚本に宮藤官九郎さんを起用したNHKについて「度胸がすごい」といい、「半沢直樹」では「よくああいうふうにドラマに仕立て上げた。演出力、構成力がすごい」と評価。2番組について、「これまでの当たるパターンにとらわれないで番組を作っている」といい、「我々もそういう新しいありようを探らないといけない」と話した。一方で、同局には「コアな視聴者がいる」とした上で、「どこまで冒険できるか。我々の中にそういう余裕があればもっといろいろやりたい。やや慎重にやらなければいけない」と明かした。

 また、視聴率のあり方について、「個人的な考え」と断った上で、「もっと付加的に(視聴率とは)別の形で検証する仕組みがあればいいなと思うが、現実性のあるものが出てきていないというのが実態だと思う」とコメント。同局は、「『高い視聴率をとろう』という大事なモチベーションではあるが、私が想像していたよりは、この局の場合は、番組を育てるという意識が思っていたよりも強い」と評した。(毎日新聞デジタル) 

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