西島秀俊:TBS×WOWOW共同制作ドラマ第2弾「MOZU」で主演 香川、真木らと共演

TBS×WOWOW共同制作ドラマ第2弾「MOZU」で共演する(左から)真木よう子さん、西島秀俊さん、香川照之さん
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TBS×WOWOW共同制作ドラマ第2弾「MOZU」で共演する(左から)真木よう子さん、西島秀俊さん、香川照之さん

 俳優の西島秀俊さんが、TBSとWOWOWが共同制作するドラマ第2弾「MOZU」で主演を務めることが17日、明らかになった。作家・逢坂剛さんのハードボイルド小説「百舌」シリーズが原作で、西島さんは最愛の妻を爆弾事件で失った公安のエース・倉木役で、香川照之さんや真木よう子さんと共演する。香川さんとともに共同制作ドラマ第1弾の「ダブルフェイス」にも出演している西島さんは「引き続き大きな企画に参加できることをうれしく思っています。さらに良い作品が作り出せるように精いっぱい演じさせていただきます」と意気込んでいる。

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 小説「百舌」シリーズは、「カディスの赤い星」(1986年)で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会賞をトリプル受賞した逢坂さんの代表作で、86年の「百舌の叫ぶ夜」刊行以後、2013年現在、第5巻まで発行されており、シリーズ総計70万部にせまる売り上げを記録しているが、巧みな叙述トリックと激しいアクション、生々しい警察内部の描写のため、映像化不可能といわれていた。メガホンをとるのは、「ダブルフェイス」を手がけた羽住英一郎監督で、2局分の連続ドラマの演出すべてを担当する。

 ドラマはTBSで2014年4月期に連続ドラマ「Season1 ~百舌の叫ぶ夜」、WOWOWで14年夏に連続ドラマW「Season2 ~幻の翼」として放送予定。「Season1」は、殺し屋「百舌」の存在の謎や公安の秘密作戦にまつわる悲劇、国家を揺るがす策略など、公安警察の捜査過程で起きるさまざまな出来事を圧倒的な迫力で描くエンターテインメント巨編。「Season2」では、さらなる巨悪に挑む倉木たちに国境を越えた陰謀が立ちはだかり……というアクションサスペンスになるという。

 愚直なたたき上げの刑事・大杉を演じる香川さんは、「羽住組はかつての王道の映画手法にのっとって、バカ丁寧かつワイルドビートあふれる画角をこれでもかと提示してくる。今のテレビドラマに必要なものは、こんな一見無駄にも思える正統な真剣さだ」とコメント。事件の鍵を握る公安警察官・美希役の真木さんは、自身の役について「どのような仕事をしているのか情報も少ないので、演じる不安もありましたが、常に演じたことのない役に挑戦したいと思っているので、この役もその一つと思って撮影に臨んでいます」と語っている。

 ドラマには、生瀬勝久さん、伊藤淳史さん、有村架純さん、長谷川博己さん、石田ゆり子さん、小日向文世さんら豪華キャストの出演も決定しており、西島さんは「また羽住組で、香川さんはじめ 多くの素晴らしい俳優の皆さんと共演できることを喜ぶと同時に、作品のハードルの高さに身の引き締まる思いです。内容も撮影もよりハードなので、いっそう気を引き締めて臨んでいます」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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