上戸彩：8年ぶり映画主演に「なかなか踏み出せなかった」

　女優の上戸彩さんが23日、六本木ヒルズアリーナ（東京都港区）で行われた主演映画「武士の献立」（12月14日公開、朝原雄三監督）のジャパンプレミアに登場。05年公開の「あずみ2 Death or Love」以来、約8年ぶりに映画で主演を務めた上戸さんは「映画ってものすごいとても大きなお仕事。すごく自分で映画っていうものを怖く感じていたので、なかなか足が踏み出せず、気づいたら10年もたっていた」と告白した。

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　映画は江戸時代を舞台に、加賀藩に料理人として仕える舟木家に嫁いだ抜群の味覚と料理の腕を持つ明るく元気な年上女房の春（上戸さん）と不器用な夫との夫婦愛を描いている。上戸さんは今作に出演した理由について「食べることが大好きなのか、作品にのめり込んでいく感じと、この時代は男性を引っ張るような女性を描く映画がないので、そこに引かれた。やりたいなと心の底から思った」と明かしていた。夫の安信役を高良健吾さんが演じるほか、西田敏行さん、余貴美子さん、夏川結衣さん、成海璃子さん、柄本佑さん、緒形直人さん、鹿賀丈史さんらが出演している。東京国際映画祭（TIFF）の特別招待作品にも選ばれている。

　イベントには、高良さん、朝原監督も登場。この日、花柄の華やかなノースリーブのワンピース姿で登場した上戸さんだったが、肌寒い屋外でのイベントということから「私とても寒いです」と本音を話し、会場を和ませていた。この日のイベントでは、上戸さんらによって和紙に包まれた紅白米がプレゼントされた。映画「武士の献立」は12月14日公開。（毎日新聞デジタル）