テレビ質問状:ノンフィクションW「三遊亭竜楽・ヨーロッパ落語道中」 欧州ツアーに密着

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 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。11月22日に放送される「世界よ、これが日本の落語だ! 三遊亭竜楽・ヨーロッパ落語道中」を担当したWOWOW制作局制作部の古谷秀樹プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

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 −−番組の概要と魅力は?

 世界で唯一、7カ国語で落語を披露する噺家(はなしか)、三遊亭竜楽師匠の欧州ツアーに準備段階から密着取材しました。“落語こそが本当のCOOL JAPAN”と信じ、世界中に日本の話芸を広めようとする先駆者の夢と情熱を描いています。

 −−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 なぜ、海外での口演にこれほどまでの情熱を燃やしているのか? 現地語をすべて丸暗記する、途方もなく地道な作業。落語を少しでも世界へ広めるための、草の根運動ともいえる海外ツアー。“日本の落語を世界に伝えたい!”と語る、竜楽師匠の物語を見てみたいと思いました。

 −−制作中、一番に心がけたことは?

 今回は落語のドキュメンタリー。笑って泣ける、気持ちのいいドキュメンタリーにしたいと思いました。

 −−番組の見どころを教えてください。

 この夏、竜楽師匠は新たに「よっぱらいの小話」を引っさげて欧州ツアーに挑まれました。お酒の消費量は多くても、人前で泥酔することは忌み嫌われる、フランスやイタリアなどカトリックの国々。しかしながら落語と酒は、切っても切れない関係です。落語の可能性を広げるためにも、師匠はあえてタブーに挑みます。果たして、「よっぱらいの小話」はウケるのか?!

 −−視聴者へ一言お願いします。

 外国語で披露される落語とは、一体どういったものなのか? そしてそれは外国人の観客にウケるのか? 日本の話芸の可能性、そして先駆者の壮大な夢と情熱の物語をお楽しみください。

 WOWOW 制作局制作部 プロデューサー 古谷秀樹

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