MD松尾のヒット解析:「ライトニング」が好スタート 期待は初音ミク

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 人気シリーズの最新作「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジー13」(PS3、スクウェア・エニックス)がトップ。オリジナル特典が付いたことで初動がよく好スタートを記録しました。続いたのは「スーパーマリオ 3Dワールド」(WiiU、任天堂)。こちらもマクドナルドとコラボしたハッピーセットや関ジャニ∞を起用したテレビCMなどプロモーション展開が奏功。クリスマス商戦でも本体をけん引してもう一山ありそうです。

 ◇今週の動き

 予約も好調な「初音ミク Project mirai 2」(3DS、セガ)がトップか。ファンの支持も高く期待しています。2位の「ライトニング リターンズ ファイナルファンタジー13」に、「真・三國無双7 猛将伝」(PS3・Vita、コーエーテクモゲームス)のPS3版が堅調な売れ行きで続くとみています。

 ◇ランキングは次の通り。(18~24日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ライトニング リターンズ ファイナルファンタジー13(PS3)

2位 スーパーマリオ 3Dワールド(WiiU)

3位 ワールドサッカーウイニングイレブン2014(PS3)

4位 ワンピース アンリミテッドワールド レッド(3DS)

5位 ゴッドイーター2(Vita)

6位 コール オブ デューティ ゴースト 字幕版(PS3)

7位 ゴッドイーター2(PSP)

8位 ポケットモンスターX(3DS)

9位 ポケットモンスターY(3DS)

10位 モンスターハンター4(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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