ちはやふる：楽しみながら決まり字を　“A級”編集者が送る「暗記カード」

　末次由紀さんの人気マンガ「ちはやふる」などの影響で競技かるたへの注目が集まる中、「決まり字」などを覚えながら百人一首を暗記するガイドブック「ちはやと覚える百人一首暗記カード～『ちはやふる』公式決まり字ガイドブック～」（講談社）が12月13日に発売される。価格は1300円。

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　「決まり字」は、読まれた札を認識できる最低限の文字列で、札を取り合う競技かるたでは勝つために決まり字を覚えることが要求される。「ちはやふる」を担当する「BELOVE」編集部の冨澤絵美さんによると、同マンガの読者から、分かりやすく百人一首を覚えたいという声があったといい、自身もA級の腕前を持つ冨澤さんが「暗記カード」を企画した。

　「暗記カード」はフルカラーで、100首の暗記カード100枚と使い方説明の2ページをネジどめしている。表面に百人一首の下の句、裏面に歌全文と解説、決まり字を印刷。冨澤さんは、どこでも覚えられるように簡潔で分かりやすい内容をハンディーサイズに収め、100首すべてに「ちはやふる」のイラストを入れることにもこだわった。さらにネジを外した100枚の暗記カードで実際にかるたを楽しめる。冨澤さんは「百人一首がもっと身近になる、ありそうでなかった1冊。かるたファンも、そうでない方も、お楽しみいただければ」と呼びかけている。（毎日新聞デジタル）