俳優の堺雅人さん主演で大ヒットしたドラマ「半沢直樹」の決めぜりふ「倍返し」が、今年流行した言葉を決める「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれ、同作の伊與田英徳(いよだ・ひでのり)プロデューサーが2日、東京都内での授賞式に出席。「池井戸(潤)先生の素晴らしい原作がありまして、うちのスタッフが頑張ってやって、なにより堺さんが演じられてこのような形になった。感謝の気持ちをみなさんに“倍返し”させていただきたい」と喜びを語った。
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年間大賞は、予備校講師の林修さんの「今でしょ!」、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」との同時受賞となり、伊與田プロデューサーは「予想していない形で僕らもびっくりしている。(堺さんも)大変喜んでいると思います」とコメント。司会から「次回はどういう展開に?」と続編について聞かれると、「『これから粛々と』と思っていますが、ご期待に応えられるように頑張りたいと思っています」と含みを持たせた。
同賞は1984年にスタートし、今年で30回目。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の読者審査員のアンケートで候補語を選出し、聖学院大教授の姜尚中さん、歌人の俵万智さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが名を連ねる選考委員会でトップテンと年間大賞を選出。年間大賞のほか、トップテンとして、大賞4語とともに、「アベノミクス」や「ご当地キャラ」「ブラック企業」「PM2.5」「特定秘密保護法」「ヘイトスピーチ」が選ばれた。また、選考委員特別賞に「被災地が、東北が、日本がひとつになった 楽天、日本一をありがとう」のプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスが受賞した。(毎日新聞デジタル)