山本美月:劇場版「HUNTER×HUNTER」で声優初挑戦 「クラピカと同じ世界」に涙

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 モデルで女優の山本美月さんが27日公開の劇場版アニメ「劇場版HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)−The LAST MISSION(ラストミッション)−」で声優に初挑戦している。「(お気に入りのキャラクターの)クラピカと同じ世界に入っていると思うとすごくうれしかった。涙が出てきた」と話す山本さんに話を聞いた。

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 同作品は大ヒットマンガ「HUNTER×HUNTER」の劇場版アニメ第2弾。劇場版では主人公のゴンたちが所属する「ハンター協会」にかつて所属していた「闇(やみ)」のハンターとの激しい戦いが描かれ、ネテロ会長とハンター協会の隠された事実も明かされる。中村獅童さん、天野ひろゆきさんもゲスト声優として参加しており、山本さんは劇場版オリジナルキャラクターで唯一の女性戦士・煉獄(れんごく)を演じている。

 2012年の映画「桐島、部活やめるってよ」で映画デビューを果たし、以降、映画やドラマで精力的に女優業をこなしている山本さんだが「(声優は)お芝居とは違う。表情で表現できない分、声で全部表現しないといけないので。難しかったです」と振り返りつつも「すごく楽しかった」と晴れやかな表情を浮かべる。「出番はほんのちょっとなので、もう少しやりたかったです。(次回また声優にチャレンジするとしたら)深夜アニメで女の子にモテモテの男の子の役をやりたいです。女性キャラクターからモテたい」と“意外”な願望を明かした。

 原作マンガやアニメのファンを公言している山本さんのお気に入りのキャラクターは「クラピカ」といい「金髪美少年が好き。中性的なところが。クラピカは王子様で手の届かない存在。きゃーきゃー言っているのが好きです」と話す。「(アフレコの際)クラピカと同じ世界に入っていると思うとすごくうれしかった。涙が出てきた」と感動を口にした。

 それだけに煉獄の声を担当すると聞いたときは「うれしかった」という。公開されている煉獄のビジュアルは緑色の髪に儚(はかな)げな表情が特徴のキャラクターだが、山本さんが最初に煉獄を見たときは金髪だったといい「クラピカが女の子になったみたいですごく可愛いなって思いました。少年マンガって奇抜な女の子が多いから、予想外に可愛かったのでうれしかったです」と声を弾ませた。またアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」やバーチャルアイドル「初音ミク」のコスプレも披露するなどコスプレ好きとしても知られている山本さんは「(煉獄の)コスプレもいいですね」とうっとりした表情を浮かべた。

 山本さんに作品の魅力を聞くと「ジャンプ(作品)らしからぬ毒々しさ、エグいところ」とキッパリ。「(主人公の)ゴンはジャンプらしいキャラだけれど、(ゴンの親友の)キルアの(暗殺者という)家族の背景だったり、そういう設定をジャンプにもってきて、それが読者に受け入れられているところ(が魅力)。話もはたから見れば難しいのかもしれないけれど、(読んでいくと)難しそうに見えて難しくない。子供が読んでも楽しいし、大人が読んでも深い作品だと思う」といい、今作品についても「一見、子供向けのアニメに感じるかもしれないし、王道のところを想像すると思う。でもそれと同時にブラックな面もあるので(大人も)楽しめるのではと思いますね」とアピールした。

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