来年3月公開の「魔女の宅急便」で映画初出演にして初の主演に抜てきされた女優の小芝風花さん(16)が、黒地にバラのシックな振り袖姿でインタビューに応じた。この日は武井咲さん(20)、剛力彩芽さん(21)、忽那汐里さん(21)ら同じオスカープロモーションに所属する若手女優が晴れ着を披露する毎年恒例の撮影会で、3回目の参加となる小芝さんは「今までずっと雨で、今年やっと晴れてくれました!」と満面の笑み。13年は「魔女の宅急便」の撮影などで一色だったといい、映画の裏話やプライベートについて語った。
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主役に決まった時は「本当に頭が真っ白になって涙も出てきた。原作がもともと大きな作品で、人それぞれが持っているイメージが違うので、それをどう打ち砕けるか、新しい作品として、どうやったら受け入れてもらえるのかということもありました」と喜びと不安の入り交じった複雑な心境を明かしたが、「振り返ってみると楽しかった思い出の方が多い」と語った。
主人公のキキ役を演じるに当たり、12年末ごろから早くも“空を飛ぶためのトレーニング”が始まったという。「ほうきを自由に操れないといけないので、木刀で素振りをしたりとか、体力を付けるために走ったりとか、体作りの面でも頑張りました」と笑顔を見せた。
角野栄子さんの原作で描かれたキキの魅力について「やっぱり野生児っぽさ」と語り、「角野さんと監督と私と、全員の思いを全部ひっくるめての今回の映画です」と熱を込めた。13年を表す漢字は「『飛』という漢字。魔女の宅急便でも飛びますし、これから飛躍したいという気持ちがすごく大きい」と語った。
プライベートについては「去年やってみたいことを聞かれて、お料理と編み物と答えていたんですが、私、三日坊主だったらしく、全然続かなかったんですね」といい、「お料理はレシピ本を作ろうと思って、ノートを買ったところまで。編み物も初心者なのにいきなり難易度の高いバッグを作ろうとして作りかけ」とちゃめっ気たっぷり。「今年こそは完成させたい。現場に持って行きたい」と編み物再挑戦を誓うほか、「猛獣ロケとか、バンジーとかチャレンジしたい。虫とかは苦手なんですが、ヒョウとかチーターとか、ライオンとか大好きなんです」と“体を張った”仕事にも意欲を示していた。
<プロフィル>
こしば・ふうか。1997年4月16日生まれ、大阪府出身。イオンとオスカープロモーションによる「ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞。女優の武井咲さんの“妹”キャラクターとなって、イオンのCMにも出演し、2012年7月にドラマ「息もできない夏」(フジテレビ系)で、主演の武井さんの妹、谷崎麻央役で女優デビューした。趣味はお菓子作り、特技はフィギュアスケート。好きな色は紫、得意科目は理科。14年3月1日公開の実写版映画「魔女の宅急便」で主役のキキに抜てきされ、同年2月に開催される「きものクイーンコンテスト」のスペシャルサポーターを務めることも決まっており、今後の活躍に期待が集まっている。