ビートたけし:田村正和で監督作を撮るなら「悪の限りをつくす役」

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 タレントのビートたけしさんと俳優の田村正和さんが9日、東京・六本木のテレビ朝日で、18、19日に2夜連続で放送される松本清張ドラマスペシャルの会見にそろって出席。田村さんと久しぶりに対面したたけしさんだが、「田村さん主演で監督するなら?」との質問に「やっぱり5、6歳の少女を20年間監禁して悪い限りをつくして最後に捕まる役がいいなと思います」と笑わせ、田村さんも「(その話に)乗ります」と笑顔で答えていた。

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 田村さんは第1夜の「三億円事件」、たけしさんは第2夜の「黒い福音~国際線スチュワーデス殺人事件~」にそれぞれ主演。松本清張さん昭和の二大未解決事件として語り継がれる“三億円事件”と“国際線スチュワーデス殺人事件”の謎にそれぞれ挑んだ小説「小説三億円事件 米国保険会社内調査報告書」と「黒い福音」を原作にドラマ化した。

 ドラマ「三億円事件」で米保険会社の調査員を演じた田村さんは「脚本がとても現実味があって、もしかしたら三億円事件というのはドラマ通りだったんじゃないかと思うくらい大変リアリティーのある作品になっている。私も(演じるうちに)徐々に犯人の背中が見えてきて快感を感じました。大変面白いドラマに仕上がっていると思っています」と自信をのぞかせた。

 一方、「黒い福音」で事件を追うベテラン刑事・藤澤を演じるたけしさんは「途中から事件のあらましがわかってくると思うんだけど、藤澤という刑事の生き方とか、国との対立とかいろいろあって、サスペンスとしては(犯人が)わかっているんだけど面白いという新しいサスペンスドラマかなあ。長ぜりふが多くて、それさえなければ楽しくできたのかな。カンペも用意して、結局使わなかったけどね」と語っていた。

 田村さん主演の「三億円事件」には余貴美子さん、段田安則さん、小野武彦さん、「NEWS」の手越祐也さん、北乃きいさん、津川雅彦さん、橋爪功さんらも出演。たけしさん主演の「黒い福音」では瑛太さんや竹内結子さん、北大路欣也さん、國村隼さん、市原悦子さんらが脇を固めるなど、ともに豪華なキャストが集結。松本清張ドラマスペシャル「三億円事件」は18日、「黒い福音~国際線スチュワーデス殺人事件~」は19日のそれぞれ午後9時から放送予定。

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