3日発表された1、2日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、百田尚樹さんのベストセラー小説を人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で映画化した「永遠の0」が、7週連続で首位を獲得した。約29万5900人を動員しており、累計では動員544万人、興行収入66億円を突破した。ドキュメンタリー「記憶障害の花嫁−最期のほほえみ−」を北川景子さんと錦戸亮さんのダブル主演で映画化した「抱きしめたい−真実の物語−」は2位に初登場。全国311スクリーンで公開され、約24万6000人を動員、興収は約2億7600万円だった。
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マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオさんが5度目のタッグを組んだ新作「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は3位に初登場。全国242スクリーンで公開され、約14万6200人を動員し、興行収入は約1億6800万円だった。主演のディカプリオさんは、第71回ゴールデングローブ賞主演男優賞(コメディー/ミュージカル部門)を受賞し、第86回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、主演男優賞など5部門にノミネートされている。4位には、マーベル・コミックの人気ヒーローを映画化した「マイティ・ソー」の続編「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」が初登場。全国627スクリーンで公開され、約14万4500人を動員、興行収入は約1億8700万円だった。
そのほか新作は「アメリカン・ハッスル」が10位に初登場。「ザ・ファイター」(2011年)や「世界にひとつのプレイブック」(12年)のデビッド・O・ラッセル監督の最新作で、ゴールデングローブ賞で作品賞(コメディー/ミュージカル部門)を含む最多3部門を受賞し、アカデミー賞でも主要6部門を含む最多10部門にノミネートされている。
「抱きしめたい −真実の物語−」は、北海道の網走に実在する男女による奇跡の実話に基づいて描かれたラブストーリーで、左半身と記憶能力に障がいを持ちながら前向きに生きるつかさがタクシードライバー・雅己と恋に落ち、結婚して幸せな家庭を作ろうと奮闘するが……という物語。「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は、米ニューヨークで4900万ドル(約50億円)を稼ぎ、“ウォール街の狼(ウルフ)”と異名をとるまでになりながら、放蕩(ほうとう)生活があだとなりあっという間に破滅した“伝説の男”ジョーダン・ベルフォートの破天荒人生を描く。
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」は、映画「アベンジャーズ」に登場したキャラクター、マイティ・ソーと、ソーの弟でありながら宿敵でもあるロキを主人公にしたアクション映画。「アベンジャーズ」の戦いから1年後、英ロンドンで原因不明の重力異常が発生。ソーの恋人で天文物理学者のジェーンは、調査の過程で地球滅亡の鍵となる“ダーク・エルフ”の力を宿してしまう。ジェーンと地球を救うために、ソーはロキとともに立ち上がる……というストーリー。「アメリカン・ハッスル」は、1970年代後半に実際に起こった汚職スキャンダル「アブスキャム事件」を基に天才詐欺師と政治家たちがだまし合いを繰り広げる。
1位 永遠の0
2位 抱きしめたい −真実の物語−
3位 ウルフ・オブ・ウォールストリート
4位 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
5位 トリック劇場版 ラストステージ
6位 小さいおうち
7位 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
8位 獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ
9位 黒執事
10位 アメリカン・ハッスル
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