アイドルグループ「AKB48」の派生ユニットで渡辺麻友さんらが所属する「渡り廊下走り隊」が9日、Zepp DiverCity Tokyo(東京都江東区)で解散コンサートを開催し、約5年におよぶ活動に幕を閉じた。渡辺さんはステージで泣き崩れながら「胸がいっぱいで、張り裂けそう。グループの解散を初めて経験するので、こんなに切なく、苦しくなるんだと実感しています。一番、私らしくいられる場所だった。走り続けた日々は私の青春でした。今まで本当にありがとうございました」とファンに感謝の言葉を伝えた。
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また、渡辺さんは取材に応じ、「長いようで短い5年間だった。グループ名のように走り抜けた。(途中)加入(するメンバーが)多く、波瀾(はらん)万丈だった。すごく寂しい」と振り返り、うわさになっていた不仲説について「うそです。けんかするほど仲がよかった」と否定した。
同ユニットは渡辺さんら4人で結成され、2009年1月に1枚目のシングルを発表。10年に菊地あやかさん、小森美果さん、岩佐美咲さんが加わった。12年に平嶋夏海さんがAKB48を脱退したため、SDN48のメンバーだった浦野一美さんが加入し、13年8月には小森美果さんが芸能界を引退。同11月に解散が発表された。9日の解散コンサートは、単独では初めてのコンサートでもあり、小森さんがサプライズゲストとして登場。「初恋ダッシュ」「バレンタイン・キッス」など27曲を披露した。