それでも世界は美しい:カラオケスナックで異例のオーディション

テレビアニメ「それでも世界は美しい」の制作会見に登場した出演者
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テレビアニメ「それでも世界は美しい」の制作会見に登場した出演者

 椎名橙さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「それでも世界は美しい」(日本テレビ)の制作会見が21日あり、主人公のニケ役を務める前田玲奈さんら出演者が登場。60人以上のオーディションの末に主役を射止めた前田さんは、新宿2丁目のカラオケスナックで行われたという異例のオーディションの様子を明かし、「10席くらいのところに20人ぐらい入っていて、偉い人たちもたくさんいらっしゃったはずなのですが、(場所のおかげで)リラックスできたかもしれない」と笑顔を見せた。

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 「それでも世界は美しい」は、2009、11年に「花とゆめ」(白泉社)で読み切り作品として掲載され、12年から本格連載がスタートした。世界を征服した年下の王・リヴィウス1世(リビ)の元へいやいや嫁ぐことになった「雨の公国」の姫・ニケ・ルメルシエ(ニケ)とリビとの絆を描くファンタジー。アニメーション制作はスタジオぴえろが行い、「ふしぎ遊戯」や劇場版アニメ「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」を手がけた亀垣一さんが監督、夘野一郎さんがキャラクターデザインを担当する。

 会見には、前田さんやリビ役の島崎信長さんのほか、リビを見守る首席秘書官のニール役の杉田智和さん、ニケの姉のミラとニア、カラ役の伊瀬茉莉也さんと茅野愛衣さん、寺崎裕香さん、リビに敵意を抱く神官ラニ・アリステス役の浪川大輔さんも登場。島崎さんは、「成長しきっていないリビのギャップをより魅力的に演じられたら」と語った。

 登壇者の中で唯一の敵役となった浪川さんは「陰険な役ですが、憎めないやつだということが伝われば」とコメントし、他の出演者からは“浪川大先生”とイジられる一幕も。前田さんは、作曲家の坂本裕介さんの伴奏で、劇中歌の「アメフラシの歌」も披露し、「(タイトルの)『それでも世界は美しい』という思いを皆さんに届けるつもりで歌った。真っすぐな気持ちで皆さんにぶち当たっていきたい」と初主演の意気込みを語っていた。

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