パトレイバー:実物大イングラムにファン殺到 アニメジャパンに登場

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 「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のために制作された全長約8メートルの実物大98式イングラムが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中のアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン) 2014」に登場した。会場は高さ8メートル以上の展示物を設置できないため、イングラムは寝ている状態で設置され、撮影を楽しむファンが押し寄せた。

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 実物大98式イングラムは全長約8メートル、重量約6トンで、手足などは稼働しないが、頭部は上下に動く。関係者によると制作費は「2体で数千万円」という。今後は、同プロジェクトのイベントなどでも一般公開される予定。

 「パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や泉野明ら隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。新作は、2013年の東京が舞台で、登場人物は特車2課の“3代目”という設定。押井守さんが全7章のシリーズと長編作品の総監督、脚本を手がけ、真野恵里菜さんや福士誠治さん、太田莉菜さんらが出演する。

 アニメジャパンは、東京都の青少年健全育成条例改正をめぐり、東京都が実質的に開催していた「東京国際アニメフェア」(TAF)と、一部のアニメ関連企業が中心となった「アニメコンテンツエキスポ」(ACE)に分裂していた両イベントが再集結して開催。KADOKAWA(旧角川書店)や小学館集英社プロダクション、ソニーグループのアニメ制作会社・アニプレックスなどで結成された実行委員会が主催し、東京都は参加していない。規模は「ACE」「TAF」の約2倍となり、2日間で10万人の入場者数を見込んでいる。23日まで。

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