ミニスキュル:監督がTAAFで舞台あいさつ「日本で上映うれしい」

TAAFで行われた「ミニスキュル 劇場版(仮)」の舞台あいさつに出席したトマス・ザボ監督(左)とエレーヌ・ジロー監督
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TAAFで行われた「ミニスキュル 劇場版(仮)」の舞台あいさつに出席したトマス・ザボ監督(左)とエレーヌ・ジロー監督

 NHK・Eテレで放送中のCGアニメ「minuscule ミニスキュル~小さなムシの物語~」の初の劇場版「ミニスキュル 劇場版(仮)」が、このほど東京都内で開催された「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2014」のコンペティション部門(長編アニメーション)に出品され、トマス・ザボ監督とエレーヌ・ジロー監督が舞台あいさつを行った。

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 日本の映画、特に宮崎駿監督や大友克洋監督などのアニメに影響を受けてきたというザボ監督は「本作を日本で上映できてとてもうれしいです」と喜びのコメント。ジロー監督は、現在南フランスで休暇中という主人公の“てんとう虫”に代わり、“てんとう虫語”で「東京万歳! 映画楽しんでね!」とあいさつし、会場の笑いを誘った。

 「minuscule ミニスキュル~小さなムシの物語~」は、フランス・ノルマンディーの美しい田園を舞台に、そこに暮らす小さな虫たちの冒険を魅力たっぷりに描いたコメディーアニメ。実写の風景にCGアニメーションを組み合わせたユニークな制作スタイルが特徴で、ヨーロッパでは2011年4月から、日本では12年4月から放送され、人気を集めている。

 今回の劇場版は3Dで製作され、険しい岩山がそそり立ち、手つかずの自然が残る南フランスの自然保護区を舞台に、かずかずの困難に遭遇しながらも旅を続ける虫たちの壮大な冒険が描かれる。フランスでは1月に公開され、公開初日に約6万3000人の観客を動員するヒットとなった。日本では今年中の公開を予定している。

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