マンガ家のみうらじゅんさんが12日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された展示会「GRAND GENERATION’S COLLECTION 2014」のステージイベントに登場。「ゆるキャラ」の名付け親であるみうらさんは、「ある地方に行った時、所在なさげに立っているキャラクターを物産展の隅で見かけた。誰も寄りつかないのに『キャラクター』ってくくりがマズいんじゃないかと思った」といい、「世の中には有名なキャラクターと無名なキャラクターの2種類がある。所在なさげなキャラクターたちが、生きやすい名前を考えないといけないと思って」と“ゆるキャラ”と名付けたエピソードを披露した。
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みうらさんは、「12年くらい前」に“ゆるキャラ”という言葉を考案。しかし、当時は「ゆる」いという表現にマイナスのイメージがあったようで、「最初は、電話して『(先方のゆる)キャラの写真を貸してください』というと、『うちは、ゆるくない!』ととてもおしかりを受けた」と振り返り、“ゆるキャラ”が浸透すると「急に手のひらを返したように、ゆるいことをアピールしてきた」と語り、笑いを誘った。
ステージには、イラストレーターの安齋肇さんも登場し、2人が出演するテレビ番組「みうらじゅん&安齋肇のゆるキャラに負けない!」(TOKYO MXほか)の公開収録が行われた。冒頭、みうらさんは「会場を間違えて、東京ビッグサイト(東京都江東区)に行ってしまった。時間をかけてここまで来ました」というと、安齋さんは「入り時間がだいぶ……(遅かった)」と苦笑。その後、「チーバくん」(千葉県)、「うなりくん」(成田市)、「いすみん」(いすみ市)など千葉県を代表するキャラクターが次々と登場し、魅力をアピールしたほか、千葉県のローカルタレント・JAGUAR(ジャガー)さんもスペシャルゲストとして歌を披露した。
展示会は、55歳以上のシニア層「グランドジェネレーション」(GG世代)を対象にイオンが商品・サービスをアピールするもの。GGは、放送作家の小山薫堂さんが提唱するアクティブに毎日を過ごすシニア層を指す言葉で、13日まで開催している。