MD松尾のヒット解析:スパロボがワンツー PS4版FF14に期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」(PS3・Vita、バンダイナムコゲームス)がワンツーフィニッシュを飾りました。PS3版とVita版を合わせると、前作にあたる「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」(PSP、同)とほぼ同等の販売数で、Vitaのアクティブユーザーである若年層を中心にエントリーユーザーも入ってきているようですね。「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ!」(3DS、同)、「魔都紅色幽撃隊」(Vita、アークシステムワークス)は、在庫があればもう少し上位に来たかもしれません。

 ◇今週の動き

 14日に発売されたPS4版の「ファイナルファンタジー14」(スクウェア・エニックス)がトップか。3月の「メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロズ」(コナミデジタルエンタテインメント)に続くPS4のビッグタイトルで、本体のけん引にも期待したいところです。2位以下には「妖怪ウォッチ」(3DS、レベルファイブ)、「マリオパーティ アイランドツアー」(同、任天堂)あたりが続きそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(7~13日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇(PS3)

2位 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇(Vita)

3位 妖怪ウォッチ(3DS)

4位 マリオパーティ アイランドツアー(3DS)

5位 戦国無双4(PS3)

6位 メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロズ(PS3)

7位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ!(3DS)

8位 魔都紅色幽撃隊(Vita)

9位 プロ野球スピリッツ2014(PS3)

10位 ジェイスターズ ビクトリーバーサス(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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