薬屋のひとりごと
第1話 猫猫
3月2日(月)放送分
マーベルコミックの人気ヒーロー「スパイダーマン」を新たに映画化したシリーズ第2弾「アメイジング・スパイダーマン2」が全国で公開中だ。前作で普通の青年から特殊能力を身につけ、米ニューヨークの真のヒーロー、スパイダーマンになったアンドリュー・ガーフィールドさん演じるピーター・パーカー。今作では、彼の前に3人の強敵が現れる。その一人、高圧電流を操る“エレクトロ”を演じているのが、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)や「ホワイトハウス・ダウン」(13年)などに出演したジェイミー・フォックスさんだ。「子どものころ、よくスパイダーマンごっこをして遊んだ」というフォックスさんに来日した際、話を聞いた。
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フォックスさんが演じている巨大企業オズコープ社で電気技師として働くマックス・ディロンは、修理中に実験用の電気ウナギの水槽に落ちて感電したことから、高圧電流を操る“エレクトロ”となってよみがえる。エレクトロになる前はスパイダーマンの信奉者だったが、エレクトロに変貌したあとは勝手な思い込みからスパイダーマンを恨むようになり、敵になっていく。
フォックスさんは、マックス/エレクトロのことはもともと知っており、「コミックの世界観を理解していたことは、マックスを演じる上でとても役に立った」と話す。その上でマックスについて「妻に捨てられ、父親も幼いころに家を出ていき、今は母親と2人暮らし。その母親は、マックスのことを愛してくれてはいるが、ときには彼に厳しく当たり、彼の誕生日を忘れたりする」と話し、そういった家庭環境が、友人もいない孤独な人生を送ってきたマックスの心をむしばむ要因になったことを説明する。
役作りで参考にしたのは、クリント・イーストウッドさんの声と、映画「アマデウス」(1984年)でF・マーレイ・エイブラハムさんが演じた宮廷音楽家サリエリだという。イーストウッドさんの声を意識したのは「声の質がよく似ていたから」と、その場で今作でのエレクトロの声と、イーストウッドさんが主演した「ダーティハリー」(71年)での有名な一節「Go ahead.Make my day.」を声をまねながら話してみせた。
また「アマデウス」のサリエリについては、「あの作品では、古典的な感情の動きが描かれている。サリエリは、音楽的資質を授けてくれと毎日毎秒、神に祈りをささげてきたが、実際のところは、おそらく人生で一度も神に祈ったことがないであろうアマデウス(モーツァルト)ばかりが認められていく。結果、サリエリは神をも呪うようになる。そういった感情は、誰もが共感できるものだと思う。マックスも同じで、彼は、みんなに自分の名前を呼んでほしい、自分の存在を知ってもらいたい、スパイダーマンのように愛されたいと思っている。でも、神が選んだのはスパイダーマン。そういう背景がしっかりと描かれているところが、マックスを素晴らしい悪役たらしめているんだ」と力説した。
米アカデミー賞主演男優賞を受けた「RAY/レイ」(05年)ではソウルミュージシャンのレイ・チャールズさんを、「コラテラル」(04年)ではトム・クルーズさんが演じる殺し屋を乗せたタクシー運転手を、さらに最近の「ホワイトハウス・ダウン」では、米大統領を演じるなど、さまざまな役を演じてきた。役を選ぶ際には「いかにその役にやりがいがあるか。そこに“ライフ(人生、命)”が感じられるか」といい、「(その人物の)心が見えるか。どんなものを食べ、交際相手はいるのか。得意なことは? 世界に対する思い……憎しみや愛を持っているか。そういう多面的な描かれ方をしているキャラクターかどうか」で判断するようにしているという。
また、「キャラクターのちょっとしたところを特徴的に演じる」ことを心掛けており、さらに、その役が作品の中で見せる“変化”を大切にし、「その変化をたどることが、演じていて楽しいところだ」と、演技の醍醐味(だいごみ)を語った。そのコメントの途中では、レイ・チャールズさんや、2014年冬に全米公開予定の映画「アニー」で演じるキャラクターになりきり、自慢ののどを披露してくれた。
ところで、「スパイダーマン」のスピンオフ作品として、すでに同シリーズの悪役に焦点を当てた「シニスター・シックス」の製作が決定している。原作コミックでは、ドクター・オクトパスやサンドマン、そしてエレクトロも登場する。とすると、映画版の「シニスター・シックス」にもフォックスさんが出演することが予想されるが……。するとフォックスさんは、マーベルとの契約については「何もいえない」としたあとで、「アメイジング・スパイダーマン2」が公開中であることを配慮してか、ニヤリとしながら「でも、電流は決してなくなることはない。それに、(配線を使えば)どこにでも行けるからね」と語るにとどめた。映画「アメイジング・スパイダーマン2」は4月25日から全国で公開中。
<プロフィル>
1967年、米テキサス生まれ。大学で音楽を専攻し、卒業後はコメディアンとしてキャリアをスタートさせる。96年には「ジェイミー・フォックス・ショー」がスタートし、この番組は5年間続いた。99年、映画「エニイ・ギブン・サンデー」に出演し俳優としても注目されるようになり、その後、「ALIアリ」(2001年)や「コラテラル」(04年)などに出演。04年の「RAY/レイ」でのレイ・チャールズ役で米アカデミー賞主演男優賞を獲得し、俳優としての地位を不動のものにした。ほかの出演作に「ステルス」(05年)、「マイアミ・バイス」「ドリームガールズ」(ともに06年)、「路上のソリスト」(09年)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(12年)などがある。
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