「テルマエ・ロマエ」や「銀の匙」などのブレークのきっかけになった「マンガ大賞」で大賞を受賞した吉田秋生さんの「海街diary」が実写映画化されることが27日、分かった。映画「そして父になる」などの是枝裕和さんが監督を務める。2015年初夏の公開予定。

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　「海街diary」は、マンガ誌「月刊フラワーズ」（小学館）で2006年から連載しており、13年にマンガ大賞を受賞した。香田家の3姉妹（幸、佳乃、千佳）と異母妹の浅野すずが、父の死をきっかけに出会い、鎌倉でともに暮らし始めた姉妹たちの日常を描いている。

　是枝監督は「この作品を手にした瞬間からどうしても自分の手で映画にしたいと思っていました。光と闇がちりばめられた4姉妹の物語に出会えたこと。そして、念願かなって監督として関われることをかみしめているところです」と話している。吉田さんは「是枝監督の第1作からファンでした。スクリーンの香田姉妹に、私も会うのが楽しみです」とメッセージを寄せている。キャストは今後、発表される。