女優の長澤まさみさんと斉藤由貴さんが、脚本家で演出家の三谷幸喜さんが書き下ろした、平安時代の女流作家・紫式部と清少納言の「オンナの戦い」を描く新作舞台「紫式部ダイアリー」に出演し、バトルを繰り広げることが15日、明らかになった。長澤さんが紫式部、斉藤さんが清少納言を演じる二人芝居で、三谷さんにとっては女性しか出てこない初めての作品となる。
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同作品は、「源氏物語」で一躍注目を集め、飛ぶ鳥を落とす勢いながら未来に不安を抱える若手作家・紫式部(長澤さん)と、「枕草子」が大ベストセラーとなりエッセイストとして確固たる地位を築きながらも世間が求めているものとのギャップに悩み、加齢による美の衰えに不安を感じる清少納言(斉藤さん)が、ある女流新人文学賞の選考会の審査員を務めることとなり、いつしか作家としての、女としての、人生を懸けたぶつかり合いとなっていく……という展開。
三谷さんの舞台初出演となる長澤さんは「念願だった三谷さんとの舞台作品。とても楽しみにしています」と喜び、斉藤さんとの初共演に「稽古(けいこ)を通して2人の関係性を丁寧に作って行けたらと思います」と意気込んでいる。また、斉藤さんは長澤さんとの共演について「こと役者稼業でいえば、先輩後輩は1グラムも意味がないってことを、彼女と一緒に経験する瞬間を味わいたいと考えています」とコメントしている。
同作品は、東京・渋谷のパルコ劇場で11月1~30日に公演される。また、名古屋や福岡、大阪、松本、広島での公演も予定している。