1970～1992年に放送された人気時代劇「大江戸捜査網」が、テレビ東京の2015年新春ワイド時代劇で23年ぶりに復活することが25日、明らかになった。主演は俳優の高橋克典さん。主人公の隠密同心筆頭格・十文字小弥太役を演じる高橋さんは「これまで、大先輩の方々が演じられてきた大人気シリーズ作品ですが、僕なりの十文字小弥太というのがあってもいいのかなと、いろいろと新しい解釈を考えています」と意気込みを語っている。

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　「大江戸捜査網」は、足かけ22年で713話を放送した民放時代劇の長寿番組。隠密同心たちが、変装、潜入、おとり捜査などさまざまな手段を駆使して事件の裏にはびこる江戸の悪を切り捨てていく痛快時代劇。主人公の十文字小弥太は表の顔は「珊次郎」と名乗る遊び人だが、本当の姿は豪快に悪を成敗する正義の味方という役どころから、「柔」と「剛」の二つの顔を使い分ける変幻自在さを持ち、弱いもののために戦う男の姿がふさわしい高橋さんが起用された。

　高橋さんは新春ワイド時代劇では、2011年の「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」で主人公の黒田官兵衛を演じて以来、4年ぶり2回目の主演。「今回の作品は王道の娯楽作品で、モダンな時代劇ですから、楽しくかっこよくできたらいいなと思っています」と抱負を語っている。

　同局の山鹿達也プロデューサーは「あのテレビ東京の看板時代劇『大江戸捜査網』が装いを新たに帰ってきます！　スピード感あふれる殺陣、大胆な変身、そして江戸の庶民たち弱きを助ける勧善懲悪の娯楽時代劇を目指します」とコメントしている。2015年1月2日放送予定。