ティーン向け女性ファッション誌「Popteen(ポップティーン)」(角川春樹事務所)を9月1日発売の10月号で卒業する“くみっきー”こと人気モデルの舟山久美子さんが3日、東京都内で開かれた同誌のイベント内で卒業セレモニーを行った。同誌専属モデルを6年間務めた舟山さんは「長いようであっという間だった」と振り返りつつ、「Popteenは学校のようなところ。私の人生を変えてくれた場所、私自身を変えてくれたのがPopteenでした」と感謝。“戦友”というモデル仲間からの手紙に感極まって涙する一幕もあった。
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17歳の時に東京・渋谷でスカウトされ、同誌のトップモデルとして2008年9月号に初登場。これまでに09年3月号~10年7月号まで連続17回、通算でも35回にわたって表紙モデルに起用されており、いずれも同誌の最多記録となっている。
カラーのウエディングドレス姿でセレモニーに登場した舟山さんは「今日で最後と思うと寂しい気持ちにもなるし、出だしのころの私は弱かったというか、スタッフさんやモデルさん、皆さんがいたからここまで来られた」としみじみと振り返り、「つらいときは今日のこと思い出して乗り越えていきながら、自分らしく、自分の体が気持ちいいなと思うような生き方をしていければ」と決意を語った。
セレモニーでは、同誌でともに活躍した“戦友”だというモデルのまりもさんも登場し、「一緒に笑ったり泣いたりした日々は最高の青春だった」などと舟山さんへの思いを込めて手紙を読み上げると、舟山さんは「本当に出だしのころから一緒だったんですけど、(自分は)表現するのが下手で不器用なところがあるんですけど、そういうときに救ってもらった。一緒に闘った戦友がこの日に来てくれたことすごくうれしい」と涙。
現在は自身のブランド「MicoAmeri」のクリエーティブディレクターも務めている舟山さんは「居心地がいいからってずっといてはいけないと思うし、前を向いて進んでいかないといけないので、応援してくださったらうれしいです」と呼びかけた。セレモニーでは歌手の西野カナさんからのビデオメッセージコメントも上映された。